『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年6月21日放送 ベスト・オブ・スーパージュニア優勝決定戦

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今回は、ベスト・オブ・スーパージュニア優勝決定戦、髙橋ヒロムvs石森太二、をお届けします。

 

髙橋ヒロムは優勝候補のKUSHIDAを抑え、また、石森太二はIWGPジュニア王者のウィル・オスプレイを抑えての優勝決定戦進出です。

 

 

ベスト・オブ・スーパージュニア優勝決定戦

髙橋ヒロム vs 石森太二

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プロレス専門誌での評価や海外のファンの声では「今年のベストバウト候補」とされていましたが、テレビで観戦した限りでは髙橋ヒロムの強さだけが際立った試合でした。

 

石森太二は、GHCジュニア王座の連続防衛記録を持ち、今回もIWGPジュニア王者のウィル・オスプレイを撃破しての優勝決定戦進出ですから実力者であることに間違いないのですが・・・。

 

会場でのナマでの観戦、専門誌での観戦?、テレビ観戦とでは評価が異なってくるあたりは、プロレスの奥深さだとでも言っておきましょう。

 

試合の方は、ヒロムコールの大声援の中、両者のロックアップから始まります。優勝決定戦はこうでないといけません。幾多の名レスラーは口をそろえて、ロックアップの瞬間で相手の強さがわかると言っています。

 

 

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ジュニアならではのスピーディーな攻防の後、場外へ。髙橋はすかさず石森を後楽園ホールの2階席へ引きずり込み、得意の通路をダッシュしての正面蹴りを見舞います。

 

そして、パワーボムの体勢に入ったところでフランケンシュタイナーを食らい、2階席の階段からたたき落されます。このあたりの攻防を客席間近で見ると、凄い迫力なのでしょう。

 

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ペースを握った石森も多彩な技で攻め立てます。その場でジャンプしての膝蹴りやリバースのフランケンにはキレがありましたが、トップロープからのプレスをヒザを立てられ、脇腹を痛めてしまいます。石森としては、ここが最大の勝機でした。

 

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時々、放送席が映し出されます。この日は獣神サンダーライガーとミラノ・コレクションですが、ライガーの服装が面白かったです。マスクを被っていなければ、普通のオジサン。レジェンドはもう少し見栄えもしっかりして欲しいものです。

 

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髙橋の変形三角締め「D」

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「Dの悪夢」この高さから脳天を突き刺す

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髙橋の必殺技「TIME BOMB」

試合終盤、髙橋の変形三角締め「D」が決まりますが、石森は持ち上げてコーナーに叩きつけるなど意地を見せます。

 

最後は、タイガードライバーの変形である「Dの悪夢」から、フィニッシュ・ホールド「TIME BOMB」で勝利です。髙橋ヒロムが34分の戦いを制し、優勝を果たしました。

 

スピードとテクニックは互角であるものの、パワーと引き出しの多さでは圧倒的に髙橋でした。くねくね歩いたり、変な動きをする変態キャラですが、実力は本物。オーソドックスなストロングスタイルのレスラーだと感じます。

 

個人的には、変態キャラはやめて、黒のタイツの正統派レスラーになって欲しいのですが・・・。

 

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試合後、マイクを持った髙橋は「オスプレイ、この俺を挑戦させろー」と叫びます。リングに上がったオスプレイは「IWGPジュニアのベルトは手放さない。そして、俺が証明する。俺が世界最高のジュニアだ」と応じました。

 

再びマイクを持った髙橋は、ファンに向かって叫びます。

 

俺の夢は、IWGPジュニアを巻き、ジュニアとしてヘビーのベルトを巻き、そして、ゴールデンタイムで試合をすることだ!

もっともっともっと、みんなで楽しもうぜ!

 

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以上、『『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年6月21日放送 ベスト・オブ・スーパージュニア優勝決定戦』でした。

【サッカーW杯ロシア大会】プーチン大統領が黙認する「最凶フーリガン」

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いよいよ開幕したサッカーW杯ロシア大会。

 

プレー以外で注目されているのは、「最凶」といわれるロシアのサッカー・フーリガンです。

 

他国のフーリガンに比べても戦闘力が凄いばかりでなく、ロシアの右翼政治家の支援を受けていると言われています。なんと、あのプーチン大統領も・・・。

 

W杯がロシア・サッカー界の暗部を世界にさらす場とならなければ良いのですが。

 

 

 

英国フーリガンはロシア渡航が禁止に

ヨーロッパのフーリガンといえば、イングランドが本家となります。

 

1980年代に、100人近い死傷者を出した事件が相次いだこともあって、警備・取締が強化され、その動きは沈静化したと見られてきました。

 

ただ、今回のロシアW杯の前哨戦となるヨーロッパ選手権では、イングランドのファンが隣国フランスに大挙しておしかけ、「イングランド・フーリガンの復活」と報じられました。

 

そこで、今回のロシア大会に際し、イギリス政府は、暴力行為など過去に問題行動を起こしたフーリガン1,200人以上のロシア渡航を禁止したと明らかにしました。

 

「さすがはサッカーの母国、適切な対応だ」と感心しましたが、どうやら別のところにその目的はあるようです。

 

というのは、英国のフーリガンたちは、2016年のヨーロッパ選手権のリベンジに燃えていたからというのです。

 

2016年ヨーロッパ選手権の惨劇

今回のロシアW杯の前哨戦となったヨーロッパ選手権では、イングランド・フーリガンが大挙してフランスに押しかけました。

 

マルセイユでは、数百人がビールとワインで酔っ払い、気勢を上げて応援歌を大声でがなり立て、傍若無人に振舞っていました。この日は、イングランドとロシアの試合が予定されていました。

 

そこへ、100人余りのロシア人が突如、殴り込みをかけました。泥酔してフラフラしているイングランド側に対し、整然と隊列を組んで突撃し、映画のアクション・シーンのようにイングランド・フーリガンをなぎ倒していきました。

 

その光景を見ていた人は「どこかの国の特殊部隊かと思った」というほど、ロシア・フーリガンの戦闘力は凄かったといいます。

 

イングランド側は行き場もなく逃げ惑い、2人が意識不明の重体に陥りました。

 

この時のことを今もなお根に持ち、「ロシアに行ってリベンジしてやる」とSNSなどで宣言するフーリガンが相次いだことから、ロシアでのフーリガンどうしの衝突を恐れたイギリス政府が渡航禁止にしたというのが真相のようです。

 

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ロシア・フーリガンは最凶

ロシア人のフーリガンは、「フィルマ(会社)」と呼ばれるクラブチームの私設応援団。ソ連邦が崩壊した1990年代に急速に勢力を伸ばしました。

 

ロシア国内リーグのチームすべてに存在し、「スパルタク」(日本がセネガル戦を行うスタジアムをホームとする)、本田圭佑選手が所属した「チェスカ」や「ディナモ」など、ヨーロッパのサッカー界に名を知られる強豪チームは、いずれも強力なフーリガン組織を有しています。

 

2017年、イギリスBBCは、ロシア人フーリガンの訓練風景を番組で流しています。まだ幼さの残る青年が軍隊顔負けの猛烈な訓練を受け、キックボクシングや総合格闘技をマスターしていきます。

 

なかでも、森の中で行われる実戦トレーニングは、2人1組になっての殴り合い、蹴り合いです。以前、日本で流行した『PRIDE』が森の中の広場で繰り広げられるのですから、異様な光景です。

 

「必ず素手で殴る」ことがルールとされ、他チームのフーリガン組織とど派手な闘争を繰り広げますが、一般のファンには絶対に手出しはしないといいます。

 

さらに、普段はいがみあっている各チームのフーリガン組織も、W杯のような国別対抗戦となると「一致団結」し、他国に敵意をむき出しに向かっていきます。

 

 

フーリガンの背後に政治家

ロシア・フーリガンとイングンランド・フーリガンの最大の違いは、ロシア・フーリガンには背後に政治家がいることです。

 

ロシア・フーリガンに高邁な政治思想などありません。ただ、概して、右翼的・国粋主義的です。

 

組織のシンボルマーク、スローガン、おそろいの戦闘服やTシャツ、トレーナーなどには、ナチスを思わせるものが多いのも特徴です。

 

そういう彼らは、プーチン大統領が唱える「大国ロシア」「強いロシア」のフレーズに惹きつけられ、ロシアの与党「統一ロシア」の熱烈な支持者と化していくのも必然かもしれません。

 

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広大な国土を持つロシアでは、アウェイの地に応援に行くだけでも莫大な費用がかかります。しかし、このフーリガン組織の旅費は、政治家が肩代わりしていることが知られています。飛行機や列車は上等の席が用意されることまであるといいます。

 

フーリガンと政治家との関係が密になっていくにつれて、フーリガンたちは自然と政治家の親衛隊のように振る舞うようになります。

 

集会などでの護衛はもちろん、反体制派の活動の妨害・弾圧にまで動員されているといわれています。特に、与党「統一ロシア」の政治家にとって、忠誠心が高く戦闘力もある彼らは利用価値があるというわけです。

 

 

プーチン大統領が黙認

ロシア下院の副議長でもある有力議員のイゴール・レベデフ氏は、フーリガン行為を明文化されたスポーツとみなすべきだと主張し、暴力行為を働くファンを「本気のサポーター」と表現するほど肩入れしています。

 

一方、大ボスのプーチン大統領は、フーリガン対策を強化すると述べています。レベデフ氏のように、肩入れしていることを臭わせる発言はしたことはありません。

 

ただ、フーリガンたちから熱烈に支援されていること、与党議員らと密接な関係にあることについて、何のコメントも発したことはありません。まったく意に介していないようでもあります。

 

フーリガンの最大組織のリーダー格の人物は、プーチン大統領とのツーショット写真を数種類、ネット上に公開しています。スパイ組織の出身で何かと用心深いプーチン大統領が、どこの馬の骨だかわからない者と一緒に写真を撮ることなどありえるはずもなく、かなり親密な関係だということがよくわかります。

 

つまり、プーチン大統領は立場上、公にたたえることはしないものの、その親密な関係を否定することもないため、フーリガンを黙認していると受け止められています。

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おわりに

ロシア政府は、主要なフーリガン組織のリーダーを頻繁に呼び出し(政府がメンバーを把握している証拠!)、W杯大会期間中には騒ぎを起こさないよう厳重に警告していると報じられています。

 

W杯はサッカーの祭典。ピッチ上の激闘は大歓迎ですが、観客席やスタジアム外での激闘・乱闘はW杯の名を汚してしまいます。

 

以上、『【サッカーW杯ロシア大会】プーチン大統領が黙認する「最凶フーリガン」』でした。

【サッカーW杯ロシア大会】放映権料高騰でスカパー、DAZNは中継を断念。やがては地上波も!?

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サッカーW杯ロシア大会が開幕しました。

 

直前での突然の監督解任や親善試合での連敗など、いろいろと不安もありましたが、今回は何となくですがやってくれそうな気がしていました。そして、2大会ぶりに辛くも決勝トーナメント進出、ベスト16入りを果たしました!

 

今大会はNHKはじめ民放各局が、全64試合を生中継します。「テレビで応援するぞ」と気合いが入っている人も多いでしょう。

 

ただ、今回のロシア大会では、テレビ放映権料の高騰が大きな問題となっています。この傾向が続くと、やがて地上波テレビでも試合が中継されなくなるかもしれません。

  

 

スカパー、DAZNはW杯中継を断念

2018年6月に開幕したサッカーW杯ロシア大会は、NHKはじめ民放各局が分担して全64試合を生中継します。

 

ただ、今大会は、スカパー、DAZN、WOWWOWなど有料チャンネルでは1試合も中継されることはありません。

 

理由は放映権料の高騰。

 

特に、スカパーは2002年の日韓大会から2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会と3大会連続してW杯の放映権を獲得していましたが、高くなる一方の放映権料を理由に前回ブラジル大会から放映権獲得を断念しています。今回ロシア大会においても断念しています。

 

また、DAZNが事業を開始した際には、「サッカー中継で確固たる地位を築きたい。W杯やEUROの配信をめざしたい」とコメント。しかし、今回大会での放映権獲得については、その模索すら出来なかったのが実情のようです。

 

 

高騰し続けるW杯の放映権料

W杯ロシア大会1次リーグのテレビ中継は、6月19日のコロンビア戦がNHK、25日のセネガル戦が日本テレビとNHKBS1、28日のポーランド戦はフジテレビが行うことに決まっています。

 

2002年日韓大会からジャパン・コンソーシアム(JC:NHKと民放各局の共同制作機構)がFIFAから放映権を購入し、中継を行うという仕組みとなりました。

 

中継を行うために購入するという放映権料ですが、前回ブラジル大会から1.5倍に跳ね上がり、約600億円とみられています。うち、NHKが7割、民放各局が3割を負担するとみられています。

 

放映権料は右肩上がりに高騰し続けています。日本で初めてW杯が中継された1970年のメキシコ大会の放映権料は8千万円。この48年間で750倍になった計算です。

 

2002年日韓大会から急激に高騰し、60億円に。2014年ブラジル大会では400億円となって、CS放送は撤退し、地上波でもテレビ東京が放映権獲得を断念しています。

 

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W杯中継のテレビ局は大赤字

莫大な放映権料を支払っても、世界的な人気を誇るW杯だけに、広告収入などで十分な見返りが見込めるはずだと素人的に考えがちです。

 

しかし、例えば、年間視聴率3冠王を誇る日本テレビが2016年決算で営業利益が減益となったのは、リオ・オリンピック関連の制作費がかさんだことが理由です。

 

スポーツのビッグイベントは多額の広告収入が見込める一方で、テレビ放映権料と制作費がそれを上回ってしまうようです。

 

実際、日本民間放送連盟(民放連)は、2010年南アフリカ大会から2大会連続で民放各局の収支が赤字になったと発表しています。放映権料の民放負担分と番組制作費の合計が、広告収入を軽く上回ったとしています。

 

そして、今回のロシア大会も「大赤字は確定的」と嘆きの声を上げているようです。

 

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やがて地上波も観られなくなる!?

前回ブラジル大会の放映権料の総額は2,000億円。その時は、日本が400億円を支払っていますので、全体の5分の1を占めています。

 

日本は中国やアメリカと比較してもサッカー人気は高く、W杯出場チームではダントツの経済大国。日本がW杯常連国となってからは、FIFAには「取れるところから取ろう」という思惑があるのではないかといぶかる関係者もいます。

 

さらに、2026年大会(開催地は未定)から出場国は48に増えるので試合数も増加。当然、放映権料はさらにアップしていくことになります。

 

日本が勝ち進めば視聴率もグンと跳ね上がる「ドル箱番組」とはいえ、これ以上の高騰はTV局の経営をも圧迫しそうです。W杯出場国の中では経済大国でも、広告収入が伸びているわけでもありません。

 

そうなると、高額の放映権料に見合うだけの視聴料を徴収する有料チャンネルしか放送は不可能となってしまいます。実際、ヨーロッパなどでは1試合に日本円で8千円近くを払わないといけない有料チャンネルがあると聞きます。

 

やがて、日本のテレビ局がW杯の中継を断念する時がくるかもしれません。

 

以上、『【サッカーW杯ロシア大会】放映権料高騰でスカパー、DAZNは中継を断念。やがては地上波も!?』でした。

『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年6月14日放映 ベスト・オブ・スーパージュニア 髙橋ヒロムvsエル・デスペラード ほか

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今回は、「ベスト・オブ・スーパージュニア」リーグ戦、ウィル・オスプレイvs石森太二、ドラゴン・リーvsSHO、髙橋ヒロムvsエル・デスペラードの3試合です。

 

夏の「GⅠクライマックス」に並ぶ新日本の2大シングルリーグ戦、軽量級最強戦士決定戦と銘打たれています。

 

 

ウィル・オスプレイ vs 石森太二

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GHCジュニア王座にもついたノアの実力者・石森太二が、バレットクラブ入りを果たして新日本ジュニア戦線に殴り込みです。

 

先々週の放送では、石森がオスプレイのIWGPジュニア王座防衛の試合後に乱入し、決め技ブラディー・クロスでKOしたという遺恨を引きずってもいます。

 

怒りの表情を隠さないオスプレイは開始のゴングとともに猛ラッシュ。場外でのもみあいで鉄柵に振られるものの、飛び越えてカメラが設置されてあるステージに飛び乗り、そこからトペコンヒーロ。

 

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ステージ上からのトペコンヒーロ

 

TV解説の獣神サンダー・ライガーも「おい、何人だ?もう笑うしかない」と驚嘆し、呆れていました。驚異の身体能力とは、このことです。

 

さらにオスプレイの怒濤の攻撃が続きます。トップロープに引っかけている石森めがけて、トップロープからのシューティング・スタープレス。技もそうですが、こんな動きは見たことがありません。オリンピックの体操選手がレスラーになったら、こういう動きをするのでしょうか?

 

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シューティング・スタープレス この高さが凄い

 

番組の編成上、オスプレイの華麗な動きばかりが映し出されますので、一方的な試合展開かと思われますが、フィニッシュは突然訪れます。オスカッターをかわした石森がブラディ-・クロスを決めて勝利します。

 

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石森のブラディー・クロスが決まる

 

石森太二のレスリングをもっと見たかったのですが、こういう編成をされると、奇跡の逆転勝利としかみえません。もう少し、編成上の工夫を願いたいところです。

 

 

ドラゴン・リー vs SHO

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タッグ専門のSHOがシングルプレイヤーとしてどうなのかと言う点に興味がありましたが、これも編成上の都合からか、あっという間にリーがデスヌカドーラで勝利です。

 

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リーがデスヌカドーラで余裕の勝利

ドラゴン・リーといえば、CMLL世界スーパーライト級王座、同ライト級王座を獲得したメキシコのトップレスラー。ほんの少しの時間しか映らなかったものの、スピード・パワー・技のキレともに一流だとわかりました。

 

 

 

髙橋ヒロム vs エル・デスペラード

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試合前のいわゆる「煽り映像」では、髙橋ヒロムが「俺はお前が誰だか知っている。だから俺はお前のことが大嫌いだ」と子ども用の画用紙に書いてわめいていました。

 

何のことだかさっぱりわかりませんが、試合後にその「落ち」があるものと期待しましょう。

 

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助走たっぷりの正面蹴り

 

開始のゴング前から髙橋はつっかかっていきます。場外乱闘では、後楽園ホールの2階席までデスペラードを連行し、通路を猛スピードで走っての正面蹴りを見舞います。このあたりの技の見せ方、技のチョイスは天才的です。

 

何に怒っているのかわかりませんが、テレビ解説のミラノコレクションも「怖いヒロムが出てますねえ」、「ヒロム選手は怒ると勝敗抜きで相手をボコボコにしますから」と言うほど、ラフファイトに徹していきます。

 

一方、デスペラードは終始、落ち着いていたのがよくわかりました。髙橋のラフファイトにつきあうと見せかけて、逆エビ固めで攻めたりとオーソドックスな技で対抗しています。

 

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ピンチェ・ロコが鮮やかに決まる

 

背後からのフランケンシュタイナーで髙橋を脳天からマットに突き刺して、決め技ピンチェ・ロコで勝利です。往年のアントニオ猪木が延髄斬りからバックドロップで締めていたのを思い起こしました。

 

そして、前段の話の「落ち」はどうなるのでしょうか?マイクを持ったデスペラードが種明かしをするのでしょうか?

 

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おい、ヒロム。あんなに待っていたのに、大嫌いなんて寂しいこと言うなよ。

(俺が誰か)答合わせしてやってもいいぞ。お前、わかるって言っただろ。じゃあ、隠したってもう意味ねぇもんな。

(ここで、デスペラードがマスクを脱ぐそぶりをし、会場がどよめく)

んなわけねぇだろ、バカどもが。いつもいつも自分たちのハッピーエンドになると思うなよ、これが現実だ。俺の方がヒロムより強かった。 

 

 うーん、「落ち」としてはイマイチ。もうひとひねり欲しかった!

 

以上、『『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年6月14日放映 ベスト・オブ・スーパージュニア 髙橋ヒロムvsエル・デスペラード ほか』でした。

【米朝首脳会談】トイレ持参で強まった金正恩の健康不安説

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               (出典:聯合ニュース)

 

歴史的な米朝首脳会談が終わりました。

 

会談の中身もさることながら、北朝鮮の金正恩委員長の一挙手一投足に世界中のメディアが注目しました。

 

かねてより「太りすぎでは?」と言われていた金正恩委員長ですが、今回、わざわざシンガポールまで移動式トイレを持参していたことがわかり、その健康不安説が急速に強まってきています。

 

 

 

米朝首脳会談にトイレ持参

今回の米朝首脳会談に出席のため、北朝鮮から開催地のシンガポールへは3機の航空機が使用されました。

 

金正恩委員長が搭乗した中国国際航空機、金委員長の専用機「チャムメ1号」そして輸送機の計3機です。

 

輸送機には、シンガポールでの移動に使われる金委員長専用のリムジンや食糧などとともに、移動式トイレが積み込まれていました。

 

アメリカのメディアは「金正恩氏は対話の椅子には座ったが、トイレには座らない」と皮肉っていますが、ことはアメリカン・ジョークでは済まないようです。

 

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金正恩がトイレを持参する理由

今回の米朝首脳会談は、これまで秘密のベールに包まれていた金正恩委員長が初めて国際舞台に登場するわけですから、各国の諜報機関が金委員長の情報を求めて暗躍することは容易に想像ができます。

 

当然のことながら、北朝鮮も少しの情報も与えまいと必死の対策を講じるはずです。今年(2018年)4月に韓国の文在寅大統領と会談を行った際には専用のペンや鉛筆、ノートを持ち込んでおり、随行員らは金委員長が触れたものすべてを拭き取り、指紋すら残らないようにしました。

 

今回も、金委員長が宿泊したホテルの部屋や会談場所は、北朝鮮側によってすべての痕跡を徹底的に消去したはずです。

 

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金正恩委員長が宿泊したセントレジスホテル

 

ここまでなら、旧ソ連邦なども行ってきたことであり、わからなくもありません。ただ、トイレを持参し、金委員長の排泄物は持ち帰るということですから、尋常ではありません。

 

排泄物まで持ち帰るという常軌を逸した行動は、金委員長の健康状態についての情報を収集させないようにするためとしか理由は考えられません。

 

1940年代のソ連邦・スターリン政権の下では、秘密警察や諜報機関が諸外国(特に資本主義陣営の国)のリーダーの排泄物を様々な手口によって入手し、分析していたといわれています。この分析結果は、各国のリーダーの健康状態を把握し、外交交渉に役立てたといいます。

 

要するに、金正恩委員長の健康状態は国家機密に属するほど重大なものだということを、トイレを持参したことが物語っていると言えます。

 

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金正恩の健康不安説

かねてより、金正恩委員長は「太りすぎ」と言われていました。実際、シンガポールでの映像を見ても、あごや頬、首回りに厚い肉がついており、全体的に肥満が進行しているのがよくわかります。

 

韓国の政府機関によりますと、金委員長の体重は「2012年に初めて登場した時は90キロだったが、2014年には120キロに、そして最近では130キロまで増えたと推定される」といいます。

 

また、国内の視察を頻繁に行っていますが、その際に足を引きずっている姿や杖をついている姿が国営放送で流されてもいます。

 

金委員長の肥満の原因は、独裁者として贅を尽くした生活ぶりにあると思われます。金委員長の大好物は、中華料理と寿司、ピザ、高級チーズにビール、タバコ。

 

そうなれば、痛風、糖尿病、心臓病、高血圧にかかっていても不思議ではないということになります。

 

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おわりに

ここ数年、国際社会において金正恩委員長の健康不安説が広く流れていたことは、北朝鮮も十分に知っていたはずです。

 

本当に何もないのであれば、世界が注目する米朝首脳会談はそうした噂を一掃するいい機会となります。そのために何か特別なことをする必要はありません。普通にトイレに行けば良いだけの話です。

 

にもかかわらず、わざわざ平壌からトイレを持参しました。これだと健康不安説をより強めてしまいます。それがわかっていながら、やむをえなかったと理解するのが自然です。

 

米朝首脳会談にはこれという特筆すべき具体的成果には乏しいものの、トイレの持参によって金正恩委員長の健康状況が、改めて浮き彫りになりました。

 

今後、各国の諜報機関は金委員長の健康状況の分析に躍起となることが確実です。なぜなら、どんな優秀な人物でも、病気に罹っていては正しい判断を下すことは困難だからです。ましてや、彼は独裁者で、核ミサイルの発射ボタンを握っているのですから。

 

以上、『【米朝首脳会談】トイレ持参で強まった金正恩の健康不安説』でした。

 

【米朝首脳会談】金正恩が自らの専用機ではなくて中国の旅客機に乗ったのは、なぜ?

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シンガポールで開催された歴史的な米朝首脳会談。

 

アメリカのトランプ大統領は大統領専用機「エアフォースワン」に乗ってきましたが、北朝鮮の金正恩委員長は自らの専用機「チャムメ1号」ではなくて、中国の旅客機に乗ってやってきました。

 

国家の威信とかメンツに必要以上にこだわる北朝鮮・金委員長が、あえて中国の旅客機をチャーターしたのはなぜなのか、その理由について考えてみました。

 

 

 

金正恩は中国の旅客機に乗ってきた

北朝鮮の金正恩委員長は、シンガポールで開催された米朝首脳会談に出席するため、中国国際航空(エアチャイナ)を使用しました。

 

金委員長が乗ったのは、中国国際航空のボーイング747型機。普段は一般の旅客機として使われていますが、中国の習近平国家主席が専用機としても使用しています。

 

また、金委員長が乗った中国国際航空機の他に、金委員長の専用機「チャムメ(おおたか)1号」と輸送機も並行して飛んでいます。

 

「チャムメ1号」には金委員長の妹の与生(ヨジョン)氏をはじめとする北朝鮮政府の随行員らが搭乗し、輸送機には金委員長専用の防弾リムジンや移動式トイレが積み込まれた模様です。

 

ちなみに、中国から旅客機をチャーターした費用ですが、ゆうに1億円はかかるものと推察されます。ただ、シンガポールでの宿泊費すら自前で支払えないのですから、チャーター費は中国政府が肩代わりしたことは確実でしょう。

 

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自国の専用機を使わないデメリット

世界各国の国家元首が外国を訪問する際は、必ず政府専用機を使用します。各国の政府専用機は国力を象徴し、威信と自尊心そのものと見なされることもあります。

 

北朝鮮は、必要以上に国の威信とかプライド、メンツにこだわる国です。核兵器を保有し、世界が一目置いていると自国民に宣伝している国です。

 

その北朝鮮が、偉大なる最高指導者である金正恩委員長が外国の旅客機を借りなければならないというのはメンツ丸つぶれというものです。

 

また、外国機を使った場合、機内での打ち合わせの内容が盗聴されるという危険性すらあります。

 

これらのデメリットを重々承知の上で、中国機をチャーターした理由はどこにあるのでしょうか。

 

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金正恩が中国旅客機に乗った理由

①専用機「チャムメ1号」は老朽化

金正恩委員長の専用機「チャムメ1号」は旧ソ連が開発したイリューシン62型。1963年が初飛行で、1995年には生産が終了しています。

 

北朝鮮が同機をソ連から購入した時期は1980年代後半とされています。すでに30年以上も飛び続けていることになり、老朽化による安全性に疑問が持たれていました。

 

今年(2018年)5月の中国・大連への訪問時には金委員長が搭乗しましたが、平壌ーシンガポールの距離(4,800km)を考えて、より安全な方法を選んだといわれています。

 

②トランプ大統領と対等の立場を演出

日本の外務省で長く外交儀典を担当した人の話によると、首脳会談のようなビッグイベントでは「会談の中身もさることながら、見た目の形式は内容と同じくらい重要だ」と言います。

 

米朝首脳がシンガポールの空港に到着するシーンは、世界各国のメディアが競い合うようにその映像を配信します。トランプ大統領が最新鋭の「エアフォースワン」で颯爽と登場するのに対して、金委員長が30年以上も前の骨董品のような航空機で現れたとしたら、もはや最初の心理戦の部分で1本取られたということになってしまいます。

 

金委員長が実際に乗った中国国際航空のボーイング747型機は、「エアフォースワン」と同型機です。これだと、米朝に「格」の差が表面化することはありません。

 

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③中国との同盟関係を誇示

北朝鮮はメンツの面からも専用機にこだわるものと考えられていました。実際は中国機を借りることになりましたが、そのことで、最高指導者・金正恩の生命を預けるほど、中国と北朝鮮の関係は強固だということをアメリカに誇示する格好となりました。

 

また、中国からすれば、習近平国家主席も使用する航空機を貸し出したことで、北朝鮮の後ろ盾は中国だと誇示することができたことになります。

 

④航空機テロの対策

今回のシンガポール訪問には、平壌から計3機の航空機を飛ばしています。中国国際航空の旅客機、金正恩委員長専用機、輸送機です。

 

特に、中国機と専用機とは同時に飛ばしています。これは、航空機テロを避けるため、金委員長がどちらに搭乗しているか分からなくしているのだと推察されます。

 

金委員長は北朝鮮国内を自動車で移動する際も、目的地へ向かうのに南回りで行く車列と北回りで行く車列を同時に出発させ、自分がどちら回りのどの車に乗っているのかを分からなくさせていることが確認されています。

 

北朝鮮国内ですらこれほどの用心ぶりです。ましてや、他国の領空を通過していくことは恐ろしくて仕方なかったでしょう。

 

実際、中国機のタラップに姿を見せるまでは、専用機の方に乗っていると強く主張する向きもありました。

 

 

おわりに

金正恩委員長が中国機をチャーターした理由は、上記④のテロ対策が有力でしょう。航空機テロへの恐怖心は先代譲り。父の金正日総書記は、海外に行く際にも絶対に航空機には乗ろうとはしませんでした。

 

①と②も十分に考慮されているでしょう。ただ、③はあくまで結果論であって、国際社会の受け止め方次第です。

 

それにしても、かつて、北朝鮮空軍は精鋭といわれていました。東西冷戦の最中には共産主義陣営の一員として、ベトナム戦争では世界最強のアメリカ空軍と、第4次中東戦争では中東屈指のイスラエル空軍と互角以上の戦いを見せていました。

 

ところが、今となっては、自国の最高指導者をも外国に「お連れ」できない状態。彼らにとっては満天下に恥をさらした格好です。過去の栄光にしがみついた老軍人たちが、良からぬ事を考えなければいいのですが・・・。

 

以上、『【米朝首脳会談】金正恩が自らの専用機ではなくて中国の旅客機に乗ったのは、なぜ?』でした。

【米朝首脳会談】金正恩の高級ホテルの宿泊費は、間接的に日本人も負担する!

 

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金正恩が宿泊するセントレジスホテル

 

まさに歴史的な米朝首脳会談です。会談の内容もさることながら、米朝のトップが会談しただけでも画期的です。

 

会談の中身もさることながら、金正恩ら北朝鮮代表団の豪華ホテルの宿泊費は誰が払うのかとの問題が持ち上がりました。

 

結果的に、首脳会談の開催費用は開催地のシンガポール政府が支払うことになりましたが、よくよく聞いてみると、間接的に日本人も負担することになることがわかりました。

 

 

 

なぜ、シンガポールで開催されるのか?

通常は、国のトップどうしの会談は、どちらかの国で行われます。米朝首脳会談ならば、アメリカか北朝鮮のどちらかです。

 

ただ、トランプ大統領が北朝鮮に行くことも、金正恩委員長がアメリカに行くことも、どちらもメンツの問題があること、どちらもテロなどの保安上の問題があることなどを理由に退けられました。

 

そこで第三国を選んでいくわけですが、米朝ともに国交がある国で、かつ、いずれか一方と親密な同盟関係などがなく中立が保たれる国が望ましいということになります。

 

北朝鮮が国交があるイギリスやドイツだとアメリカと親密すぎるし、ロシアや中国だと北朝鮮と親密すぎます。

 

北朝鮮と同じアジアの国で国交があり、かつ、アメリカとも友好関係にあるということで、シンガポールが開催地としてふさわしいという結論になったようです。

 

 

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首脳会談開催費用はシンガポールが負担

世界から国のトップが集まるサミットなどの国際会議は、開催国が費用を全額負担します。2016年に日本でも「伊勢志摩サミット」を開催しましたが、総額600億円の開催費用は全額日本政府が負担しました。

 

米朝首脳会談のように第三国で開催された場合の費用負担は、「ケースバイケース」が実情のようです。ただ、警備関係の費用のみを開催地が負担するというのが最も多いケースといいます。

 

今回の首脳会談のように世界が注目するイベントになると、警備関係の費用を支払っても、両国の代表団と記者団の宿泊費その他による経済効果の方がそれを上回るとの判断が働くようです。

 

しかしながら、現在、北朝鮮は国際社会から厳しい経済制裁を受け、経済は疲弊し、外貨が圧倒的に不足している状態です。

 

北朝鮮側は、国家元首の威信を保つためにも、1泊65万円以上するスイートルームを希望しているものの、外貨不足で支払は不可能。アメリカが支払えば、北朝鮮はメンツがつぶれるとして拒絶。結果、開催国のシンガポール政府が北朝鮮側の宿泊費を肩代わりすることとなりました。

 

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シンガポールのリー・シェンロン首相は、開催費用は総額で約13億1千万円でその半分は警備費用だと明らかにしました。

 

そうなると、半分の8億円のなかに金正恩はじめ北朝鮮代表団の宿泊費が含まれていることになります。

 

 

開催費用をマスコミから回収

喜んで負担する。開催地として選ばれたという事実は、国際社会でのシンガポールの評価を上げることになる。金銭面だけを考えていては本当に大事なことを逃す。大事なことは会議が開催されることだ。

 

シンガポールのリー・シェンロン首相はとても立派な発言をしています。しかし、同国は華僑の国でもあります。そこはしたたかに考えています。

 

米朝首脳会談は世界が注目するビッグイベント。世界中のマスコミがシンガポールに記者を派遣してきます。そこから、ちゃっかりと回収しようというのです。

 

会談が行われるホテル内に、各国の記者が仕事をする「プレスセンター」が設置されることになります。プレスセンターで記者が仕事をするには専用ブースを借りる必要がありますが、その使用料が2人分で約66万円。普段の国際会議とは桁違いの料金です。

 

さらに、テレビ中継をするための場所の使用料は、屋内が99万円、屋外が124万円。シンガポールは物価が高いのが有名ですが、あまりにも高すぎです。

 

これでは、開催費用をマスメディアから回収しようとしていると疑いたくもなります。

 

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宿泊費は間接的に日本人も負担する

国際報道といえばNHKです。今回、シンガポールにも約100人の記者が現地のプレスセンターに登録されています。

 

NHKは、プレスセンターの専用ブース使用料が2人で66万円ですから100人で3,300万円、テレビ中継を屋内外で1回はやるでしょうから計223万円となり、総額で3,500万円前後をシンガポール政府に支払うことになります。

 

ここでよく考えていただきたいのです。

 

NHKの平成29年度予算の収入額は7,020億円。うち受信料が6,892億円と98%以上を占めています。ここからシンガポール政府に支払われる3,500万円が支出されるわけです。

 

つまり、私たちが支払っている受信料からシンガポール政府に使用料として支出され、それは、シンガポール政府が肩代わりした金正恩らのホテル宿泊費に、ほんの一部にすぎないけれども、あてられることになるのです。

 

まさに、金正恩の高級ホテルの宿泊費は、間接的に日本人も負担すると言うことができるわけです。

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おわりに

米朝首脳会談には大いに期待します。北朝鮮が核を完全廃棄することは、日本の安全保障にとっても喜ばしいことだと思います。

 

しかしその一方で、自国民を餓死させてまで核兵器やミサイルを製造しているのに、自分たちの泊まるホテル代も払えないとはどういうことなのか。

 

私の払っているNHK受信料の1円にも満たない額なのかもしれないけれども、それでも、私のお金が金正恩らのホテル宿泊費にあてられるのは、どうにも納得がいかない気分です。

 

以上、『金正恩の高級ホテルの宿泊費は、間接的に日本人も負担する!』でした。