解放された安田純平氏が果たすべきは「自己責任」ではなく「説明責任」だ。

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シリアでイスラム系組織の拘束され、約3年ぶりに解放されたフリー・ジャーナリストの安田純平氏の「自己責任」論について、有名人をも巻き込んで大きな議論となっています。

 

自己責任が及ぶ範囲が問題となりますが、安田氏はすでに自己責任は果たした、いや、果たさざるを得なかった、と言えると考えています。

 

しかしながら、今後、安田氏は自らとった行動についての説明責任を果たすことが強く求められますし、個人的にはとても注目していきたいと思っています。

 

 

自己責任の一般論

まず最初に断っておきますが、私は安田純平氏に対してあまり良い感情は持っていません。その理由を述べることは本論からずれてしまうので割愛しますが、そうした個人的感情を抜きにして冷静に議論したいと思っています。

 

さて、自己責任についてです。ここで、窃盗事件が頻繁に起こっている地域があり、警察が盛んに戸締まりなどの注意を呼びかけていたにもかかわらず、窓の鍵をかけ忘れて外出して空き巣に入られ、家の中の貴重品が窃盗にあったケースを考えます。

 

まず、窃盗にあった家の住人の自己責任の内容はどのようなものでしょうか。それは、家の中にあった貴重品が持ち去られ、換金されたり、消費されてしまって、取り戻すことが不可能になる危険性が発生することです。

 

そして、ここで大切なポイントは、窃盗にあった住人の自己責任を理由に、警察官の職務怠慢が正当化されたり、捜査費用の負担を求めたりすることはなく、また、窃盗犯の刑罰が軽減されたりするわけではないということです。

 

つまり、注意せよと言われていたのに戸締まりを怠ったために貴重品を盗まれてしまったことが、この住人の自己責任の及ぶ範囲だということです。

 

 

安田純平氏の自己責任

安田純平氏は過去にも数回にわたって拘束されており、日本政府も危険地帯への渡航を制止していたにもかかわらずシリアに渡り、イスラム系武装組織に拘束され、多額の身代金を要求されました。

 

今回の安田氏の場合の自己責任が及ぶ範囲はどこまででしょうか。一般論をあてはめると、日本政府の制止を振り切ってシリアに入り、武装組織に拘束され、人質として約3年もの間、「地獄のような生活」(安田氏の言葉)を強いられたこと、になります。

 

そして、安田氏の自己責任を理由に、救出に要した費用やカタールが肩代わりしたとされる身代金の負担を求めることはなく、シリアの武装組織の罪の重さが軽減されることはないのは、前段の一般論の通りです。

 

つまり、日本政府の制止を振り切ってシリアに行った結果、「地獄のような」人質生活を3年間もさせられたこと、(安田氏本人が悔しがっている)取材用のカメラなどの所持品がが没収されたことが、安田氏の自己責任の及ぶ範囲だということですので、すでに自己責任は果たしている、いや、果たさざるを得なかったと言えるでしょう。

 

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人質解放に向けた努力は政府の責務

主にネット上では、安田氏解放に向けた努力を政府が行った際の費用などを負担させるべきだとの意見が多く見られます。

 

こうした費用の負担を求めることは、安田氏の自己責任の及ぶ範囲ではないことはすでに述べました。

 

日本にある省庁はすべて、設置法が存在の根拠となっています。「~という責務を果たすために○○省を設置する」という法律です。

 

今回の場合は外務省設置法になります。同法第4条第9号に、「海外における邦人の生命及び身体の保護その他の安全に関すること」とあります。

 

つまり、海外において日本人を守ることは外務省が設置されている理由でもあるのです。したがって、政府批判をする人であろうと、非社会的勢力の親分だろうと、日本人である限り、その保護に全力を尽くすことが政府としての責務ということになります。

 

要は、政府の解放に向けた努力は、安田氏の自己責任の議論の枠外ということになるわけです。

 

 

安田純平氏の道徳的責任

安田氏が自己責任を果たしたとするならば、もう果たすべき責任はないのでしょうか。

 

ネット上では「まずは謝れ」的な意見が多いです。解放に向けて多くの人々、組織が動いたのだから、まずは謝るべきだと。「高須クリニック」の高須克弥氏にいたっては、「まず『恥ずかしながら』と謝りなさい」と言っています。

 

まあ、謝らないより謝った方がいいに決まっていますし、それは礼儀作法のようなもので、謝罪したからといって何がどうなるわけでもありません。

 

ただ、安田氏が「日本政府が動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。望まない解放のされ方だった」と述べていますが、これは論外。

 

日本政府が動いたのは事実だし、カタールやトルコも仲介をしてくれたのも事実。この点についての感謝の言葉くらい発しないと、人間性が疑われます。ニュースキャスターの安藤優子氏も「安田さんの言葉でおっしゃるべきことなのかな」と苦言を呈しています。

 

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果たすべきは説明責任

今後、安田氏が果たすべきなのは説明責任です。道徳的責任よりずっと重要です。

 

ネット上には安田氏を擁護する意見も多く見られます。中でも秀逸だったのは、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手。

 

「危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことをよく勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります」と1994年のルワンダ大虐殺を例にあげてい持論を述べていました。

 

ダルビッシュ選手のみならず安田氏擁護論の中心は、ジャーナリストの使命とでも言うべきものです。

 

ジャーナリストが危険を顧みず紛争地帯に取材に入り、そこで起こっている凄惨な出来事を世界に伝え、そのことで国際社会が改善に動き出した例はいくらでもあります。だからこそ、外国の中には拘束されたジャーナリストを英雄視するわけです。

 

安田氏も、内戦状況にあるシリアで起きていることを世界に伝えたいとの思いがあったのでしょうし、そのことは十分に理解はできます。

 

それでは、無理してシリアに入って、どのような成果があったのか、世界に伝えなければならない内容とは何なのか、が次に問われてきます。つまり、説明責任です。

 

安田氏の伝える内容・成果が、もし「悲惨な人質生活の実態」でだったら笑止千万。もう何度も人質になっているのに、今回の内容も人質になったことしかないのであれば、ジャーナリスト失格の烙印を押されても仕方ないでしょう。

 

今は静養に努めてもらい、健康が回復されたら、早急に説明責任を果たしてほしいと思います。安田氏が何を伝えるのか。個人的にとても注目しています。

 

以上、『解放された安田純平氏が果たすべきは「自己責任」ではなく「説明責任」だ。』でした。

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「折れた骨は前よりも強くなる?」「いえ、元の状態に戻るだけです」

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腕を骨折した会社の同僚が、とても明るい表情で「折れた骨は前よりも強くなる」と言い切っています。

 

確かに、子どもの頃からそのような話はよく聞いてはいましたが。

 

そこで、かかりつけの整形外科医に聞くと、これまた明るい表情で「いえ、元に戻るだけです」ということでした。

 

一種の都市伝説のようなものだったのですね。

 

 

折れた骨は前より強くなる?

腕を骨折して会社を休んでいた同僚が、ギブスをはめた状態で出社してきました。その痛々しい姿に、鬼軍曹の異名をとる上司も「おい、まだ無理するなよ」と優しいお言葉。

 

対する同僚は「大丈夫でーす」とやたら明るい返事。落ち込んだところがまったくないので、その理由を尋ねると、「折れた骨は前より強くなる」からだと。草野球チームで投手をしている彼は、「治ればもっと速い球が投げられる」とも。それを聞いた一同は「・・・」。

 

確かに、小学生くらいの頃、骨折したクラスメイトに担任の先生が「骨は折れても回復すると、以前よりも強く頑丈になるんだ」と言っていたような記憶があります。これって、骨折した子どもへの激励の言葉に過ぎないはずでしたが。

 

そこで、かかりつけの整形外科医に聞いてみたところ、「いえ、元の状態に戻るだけです。前より強くなったり、頑丈になったりすることはありません」という明快な回答が帰ってきました。

 

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折れた骨の強度は以前と同じ

それでは、以下、その整形外科医の説明です。

 

骨の中には生きた細胞があり、骨折しても以前の状態に戻す能力を備えています。それは広く知られていることですが、その強度は骨折以前のものと同じで、骨がより強くなったり、太く頑丈になることはありません。

 

折れた骨がくっついていくプロセスで、「仮骨(かこつ)」という骨の欠損部分をつなぐために新たに生成された不完全な骨組織ができますが、これがレントゲンなどで見ると太く映し出されます。これが、「折れた骨は前より強くなる」説の出所かもしれません。

 

医師はレントゲンを用いて何度が骨の治り具合をチェックしますが、その時に「仮骨」が出来て太くなっているレントゲン写真を見た患者が、「おお、前よりも太くなっている」と喜び、やがて「おおー、強く、頑丈になっている」と早合点したことが想像されます。

 

もちろん、医師が「強い骨が出来ました」などと言うはずはありませんが、「はい、治りました」という医師の言葉とともに「仮骨」で太くなったレントゲン写真を思い出して患者がそう思い込んでしまうことは、いかにもありそうなことです。

 

 

運動してこそ骨は強くなる

骨折してギブスをはめた生活は不便そのもの。暗くなりがちな生活の中で、同僚のように「骨が強くなる」と思い込んで、少しでも気休めになれば、それはそれでいいと思います。

 

ただ、正しい知識は頭に入れておかないといけません。強い骨を作るには、運動をして骨に負荷をかけていくほかはありません。

 

例えば、片足立ちを1分間ずつ、2~3セットやるだけでも骨は鍛えられるようです。

 

以上、『「折れた骨は前よりも強くなる?」「いえ、元の状態に戻るだけです」』でした。

「悪質タックル問題の日大」と「不正入試問題の東京医大」の入試影響を予想する

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今年前半は「日大の悪質タックル問題」、後半は「東京医大の不正入試問題」がそれぞれ社会問題に発展し、大きな議論となりました。

 

日大と東京医大はいずれも受験生には人気のある名門校。

 

2019年の入試に問題の影響はあるのか否か、受験生ならずとも気になるところです。

 

そこで、両大学の入試への影響について、『週刊ダイヤモンド』が行った「塾・予備校向けアンケート調査」をもとに予想します!

 

 

悪質タックル問題の日大

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アメリカンフットボールの選手が試合中に相手チームの選手に対し、悪質なタックルで負傷させた問題が発覚した当初、日本大学の本部に抗議の電話が鳴り止まなかったといいます。

 

問題は日大の経営体制の批判、ひいてはスポーツのあり方まで議論が及んだことは記憶に新しいところです。

 

現在では事態は沈静化しているようですが、イメージダウンは避けられず、これが2019年入試にどのような影響を与えるのでしょうか。

 

『週刊ダイヤモンド』の「塾・予備校向けアンケート調査」の「志願者数」「合格者の入学者数」の数字から予想していきます。

 

「志願者数」は減少

  • 全体的に減る     36%
  • 一部の学部で減る   21%
  • 全体的に変わらない  36%
  • わからない        6%

 

「全体的に減る」36%、「一部の学部で減る」21%と、志願者数は減少するという見方が過半を占めています。

 

日大ブランドのイメージが大きくダウンしたため、保護者や高校関係者が受験生に日大を勧めないこと、「日東駒専」と同じ難易度に代わりの大学が多いため、大幅減の可能性も指摘されます。

 

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「合格者の入学者数」も減少

  • 全体的に減る     34%
  • 一部の学部で減る   20%
  • 全体的に変わらない  37%
  • わからない        9%

 

合格者の入学数でも「全体的に減る」34%、「一部の学部で減る」20%と、こちらも減少するという見方が過半を占めます。

 

これもイメージダウンした結果、日大と他大学にダブル合格した場合、日大の優先順位は下がることが確実視されています。

 

それでは、日大に合格した受験生はどこへ流れていくのでしょうか。複数の大学に合格した際の進学先で、日大は「日東駒専(日大・東洋大・駒澤大・専修大)」の最上位にランクされていましたが、少なくとも2019年は、東洋に最上位の座を譲り、駒沢・専修と同格か下がることも大いに予想されます。

 

ただ、「日東駒専」は横並びで語られることが多いため、体質的に似た校風だと思われて、成蹊や成城、明治学院などスマートなイメージの大学にシフトすることも考えられます。

 

一方、医学部と生物資源科学部獣医学科は学部の性質上、特段の影響はないと見られています。

 

 

不正入試問題の東京医大

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文部科学省官僚の汚職の舞台となり、さらには、入試の際に女子と多浪生を不利に扱っていたことが発覚した東京医大。

 

問題は他の医大にも波及し、女性医師の教育のあり方にまで議論が発展し、今もなお大きな問題として議論されています。

 

「志願者数」は変わらず

  • 減る      36%
  • 変わらない   36%
  • 増える       6%
  • わからない     9%

 

志願者数は「減る」と「変わらない」が共に36%。ブランドイメージが大きくダウンして、男女を問わず高学力層の志望が顕著に減っているといいます。

 

その一方で、イメージダウンを嫌う受験生が一定数はいるものの、倍率が下がることを見越して受験する生徒が増えるとも予想できます。

 

これは、医師になるには医学部に入学する以外に選択肢がない以上、医学部のある大学の数が限られている現実が如実に反映しているといえるでしょう。

 

「増える」の予想の根拠としては、不正が発覚したことで、今年はさすがに公平な入試になるだろうとの期待が女子を中心に高まることがあげられます。

 

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「合格者の入学者数」も変わらず

  • 減る      18%
  • 変わらない   71%
  • 増える       0%
  • わからない    12%

 

合格者の入学数では「変わらない」が71%を占めています。大学のイメージダウンは気になるものの、大学は医師になるという目標を達成するための手段に過ぎないという割り切った考えが根底にあるということです。

 

ただ、複数の大学に合格した場合には、躊躇なく他大学を選ぶ受験生も一定数いることも確かでしょう。

 

流れる先としては、東京医大は私立旧制医専校として昭和大学、東邦大学、日本大学などと並んでいましたが、優先順位が下がることは確実です。

 

日大も「悪質タックル問題」でイメージダウンしているので、昭和・東邦への流れが加速することが考えられます。

 

特に、女性医師問題の関連を考慮すると、旧制女子医専だった東邦に女子受験生が視線が向かうとの見方が強くなっています。

 

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以上、『「悪質タックル問題の日大」と「不正入試問題の東京医大」の入試影響を予想する』 でした。 

「時短・磨き残しなし・気持ちいい」が揃った歯ブラシ『ザ・プレミアムケア』をおススメします。

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「歯磨きは欠かしたことはないのに・・・」とお悩みの方。

 

小さなヘッドのタイプの歯ブラシを使っていませんか?

 

実は、小さなヘッドの歯ブラシでは、バス法やスクラッピング法などのブラッシング技術を使い分ける必要があることをご存知でしょうか?

 

その技術がないと、かえって磨き残しが多くなってしまうことがあります!

 

でも、技術を使い分けるなんて面倒くさそうですよね。

 

そういう方に是非、おススメしたい歯ブラシが『ザ・プレミアムケア』です。「時短・磨き残しなし・気持ちいい」の3拍子が揃った極上の歯ブラシです!

 

 

ヘッドの小さい歯ブラシが主流だが・・・

過日、かかりつけの歯科医で差し歯の調整をしに行った際、

 

「歯、ちゃんと磨けていませんね。磨き残しが結構あります」と言われ、ビックリ仰天しました。

 

私はここ数年は電動歯ブラシでしっかり歯磨きをしていたので、自信があったのですが・・・。そのことを歯科医に言うと、

 

「電動歯ブラシはヘッドが小さいので、時間をかけて正しいやり方でしないと、どうしても磨き残しが出るんです」

 

「電動歯ブラシもそうですけど、今は、ヘッドの小さい歯ブラシが主流ですが、私は逆に、ヘッドの大きいこの歯ブラシを勧めているんです」

 

と渡されたのが『ザ・プレミアムケア』でした。

 

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「点」から「面」への歯磨きへ

ヘッドの小さい歯ブラシは、1本1本歯を磨く「点」の歯磨きが基本となります。

 

そして、歯と歯肉の境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を入れるバス法と歯面に対して90度の角度で毛先をあてるスクラッピング法とを使い分ける必要があります。

 

しかし、それだと、時間もかかるし、とても面倒でもあります。大半の人は時間も技術もなく、結果的に磨き残しが多くなってしまいました。

 

そこで、開発されたのが『ザ・プレミアムケア』。

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ヘッドの面積を従来の2倍、毛穴と毛量は倍以上にし、数本の歯を一気に歯垢除去できる「面」の歯磨きを可能にしました。

 

ヘッドが大きく毛量が多いと、歯との接触面積が広くなります。つまり、歯磨きしたいポイントの隅々まで毛先を合わせて、しっかりと歯垢を取り除くことができるのです。

 

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気持ちいい磨き心地

この『ザ・プレミアムケア』だと、特に何かを意識することなく普通にブラッシングするだけです。

 

しかも、歯ぐきをあたるソフト毛と、歯面をしっかり磨くハード毛のコンビネーションが巧みで、とても気持ちいい磨き心地となります。

 

それでいて、歯垢除去もバッチリ。ツルツルの歯になります。

 

朝の忙しい時、ちゃちゃっと歯磨きして歯垢もしっかり取り除きたいという贅沢な望みを叶える歯ブラシです!

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値段はやや高めです

ヘッドの小さい歯ブラシの売れ筋が100円前後であるのに対し、『ザ・プレミアムケア』は税込み250円以上と高めになっています。

 

しかし、これまでご紹介してきた良さがクチコミで拡散し、今や歯ブラシ市場を牽引していると言っても過言ではありません。

 

従来の一般的な歯ブラシと比較したCMをBS放送を中心に流しており、「素早く磨ける」「気持ちが良すぎる」と人気急上昇中です。

 

ご紹介した『ザ・プレミアムケア』はこちらから↓↓

 

以上、『「時短・磨き残しなし・気持ちいい」が揃った歯ブラシ『ザ・プレミアムケア』をおススメします』でした。

安田純平さんの突然の解放は、サウジ人記者殺害事件と関係があった?!

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シリアで3年近く拘束されていた日本人ジャーナリストの安田純平さんが、何の前触れもなく突然、解放されました。

 

まずは、安田さんの無事を喜びたいと思います。

 

しかし、なぜ、今のタイミングで突然の解放となるのか、大いに疑問に感じるところです。どうやら、その答えは、トルコ・イスタンブールで起きたサウジ人記者殺害事件と関係がヒントになりそうです。

  

 

安田純平さん、突然の解放

菅義偉(すがよしひで)官房長官は23日深夜、首相官邸で緊急記者会見し、内戦下のシリアに2015年に入り、国際テロ組織アルカイダ系の「シリア解放機構」(旧ヌスラ戦線)に拘束されていたとされるフリージャーナリスト安田純平さん(44)=埼玉県入間市出身=とみられる男性が解放され、トルコ国内で保護されているとの情報があると発表した。旧ヌスラ戦線の関係者も23日、本紙の電話取材に「解放は事実だ。カタールが仲介した」と認めた。 (「東京新聞」より引用)

 

何の前触れのない突然の解放劇にとても驚きました。そして、なぜ、今この時期での解放なのか? との疑問がわいてきます。

 

その疑問を解くヒントは、東京新聞から引用した記事中の旧ヌスラ戦線関係者の「カタールが仲介した」との言葉にあります。

 

 

安田純平さんの身代金はカタールが支払った?

人質事件が起きると、決まって次のような声明が発せられます。

 

「テロリストとは交渉しない」

 

これは、身代金を要求したり、政治的要求を突きつけるテロ組織に対し、世界各国が口を揃えて発するメッセージです。

 

テロリストの要求を1度でも飲んでしまえば、味をしめて次から次へと同じような事件を起こすことになるからです。

 

しかしながら、その人質たちの一部は解放されています。事実、安田純平さんは無事に解放されました。なぜか?水面下で巨額の身代金が支払われていると理解するのが一般的でしょう。一説には1人当たり数億円から30億円が支払われるとも言われています。

 

もちろん、「テロリストと交渉」したことを認めるわけにはいかないので、各国政府は身代金の支払を表向きは絶対に否定します。安田さん解放に際しての日本政府も「解放に条件はなく、身代金の支払いもない」と正式にコメントしています。

 

しかし、在英のシリア人権監視団のアブドルラフマン代表は安田さんの解放について、「多額の身代金が支払われた。身代金は日本ではなく、カタールが支払った」と述べたと時事通信は報じています。

 

執筆の際に参考にしました。↓↓

人質の経済学

人質の経済学

 

 

 

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『MAG2NEWS』より転載

なぜ、カタールが仲介するのか

カタールはペルシャ湾岸に位置し、原油や天然ガスを豊富に産出することで1人当たりのGDPが世界で最も高い国の1つです。

 

ただ、人口は自国民が30万人の小国です。群雄割拠する中東地域の中で埋没しないよう、豊かな資金力を活かしてイスラム主義組織「ムスリム同胞団」を支援するなど、独自の外交戦略を展開しています。

 

シリアでは、アサド政権に反抗するイスラム系武装組織をカタールは支援しています。安田さんを拘束していた「シリア解放機構」にも、カタールは資金や物資を送り続けていたものと考えられます。

 

カタールはいわばこうしたイスラム系組織のスポンサーとなっているわけですから、その組織を通じて安田さん解放に向けた働きかけを行うことは十分に可能だったということです。

 

 

カタール、トルコ、サウジアラビア

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こうしたカタールの独自の動きは、一貫して地域大国のサウジアラビアの神経を逆なでしてきました。

 

「ムスリム同胞団」をテロ組織に指定し、それを支援するカタールを「テロ支援国家」と非難するサウジアラビアは2017年6月、エジプトなどとともに国交を断絶した上、経済制裁を実施して兵糧攻めにしています。

 

さらにサウジアラビアは、カタールとの間に7.5億ドルをかけて運河を掘り、陸続きの国境をなくして孤立させるという驚くべき計画を発表しています。

 

こうしたカタールの苦境に手をさしのべたのがトルコ。サウジアラビアと国交断絶した後も食糧支援などを行って支えてきました。

 

カタールもその厚意に応える形で、トルコに5億ドル相当のジェット機をプレゼントし、トルコ通過リラの暴落の際には総額150億ドルの支援を行っています。

 

まさに、カタール・トルコvsサウジアラビアの構図が出来上がっているのです。

 

 

サウジ人記者殺害事件との関係

カタールと敵対するサウジアラビアは現在、トルコ・イスタンブールのサウジ領事館で起きたサウジ人記者殺害事件で揺れに揺れています。

 

サウジの実質的な最高権力者であるムハンマド皇太子が殺害を命令したのではないかとの疑惑があり、国際社会の厳しい視線を浴びています。

 

また、トルコ政府はこの事件の捜査に積極的で、独自に入手している殺害時の音声データなどをもとに真相解明に懸命になっています。このトルコ政府の姿勢も、サウジアラビアを余計に窮地に追いやっています。

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一方、カタールは安田純平さんの解放のために仲介し尽力したことで、国際社会から大きな賞賛の声が寄せられることが予想されます。

 

政府批判を行った自国人のジャーナリストを殺害したサウジアラビア。

 

自国とは無関係な日本人ジャーナリストの解放に尽力したカタール。

 

この見事なコントラストを作りだす絶好の機会が、今のタイミングだったと考えれば、すべてが理解できます。

 

サウジアラビアの国際的地位を相対的に低下させ、自らは人命を重んじる国としての名声をあげることに成功すると仮定すれば、リスクを冒してイスラム系組織と交渉し、何億円もの身代金を肩代わりすることなど、カタールにとっては痛くも痒くもないということです。

 

以上、『安田純平さんの突然の解放は、サウジ人記者殺害事件と関係があった?!』でした。

消費増税で軽減税率の対象となる新聞が、便乗値上げを画策しているらしい。

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来年(2019年)10月に消費税が8%から10%へと引上げられることが、改めて安倍首相より発表されました。

 

今回の消費増税では軽減税率が適用され、食料品などは8%に据え置かれます。そして、新聞も軽減税率の対象となり8%のままとなります。

 

その増税とはならない新聞が、消費増税を機に購読料の値上げを画策しているらしいと言いますから驚き、呆れ、怒りがわいてきます。

 

  

軽減税率のおかしさ

2019年10月から消費増税を行うことを安倍首相は改めて閣議決定しています。私は、2019年4月の統一地方選挙、同年7月の参議院議員選挙を控え、「増税撤回」をする可能性が高いと予想していますが・・・。詳細は過去記事をご覧ください。 

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今回の消費増税は軽減税率の制度が採用されることが特徴です。生活に欠かせない食料品は消費税が10%とはならずに8%に据え置かれます。

 

この軽減税率をめぐっては様々な問題点が指摘されています。例えば、コンビニで弁当を買う場合、イートインスペースで食べると「外食扱い」となって10%、そのまま持ち帰ると「食料品扱い」で8%となってしまうなど、おかしいことばかりです。

 

 

新聞も軽減税率の対象に

その軽減税率の対象に新聞も入っています。週2回以上発行される新聞の定期購読料は8%に据え置かれます。

 

増大する一方の社会保障費の財源確保のためにも消費増税は必要と新聞各紙は社説などで主張しながらも、新聞そのものは「活字文化の維持、普及にとって不可欠」な存在だから軽減税率の適用を訴えたのですから、どうにも理解に苦しみます。

 

「活字文化の維持、普及」は新聞だけでなく、書籍や雑誌も立派に担っていると思いますが、どういうわけだか書籍も雑誌も10%に引上げられます。

 

さらに、8%に据え置かれるのは定期購読料であって、コンビニや駅の売店で新聞を買うと10%となるというのです。いやはや、もうメチャクチャです。

 

 

新聞が便乗値上げを画策

全国紙の編集部に勤める友人の話によると、消費増税を機に購読料の値上げを各紙が検討しているとのことです。

 

ちょっと、待て、と言いたいところです。消費増税を機にと言っても、新聞は増税されません。「活字文化の維持、普及に不可欠」と軽減税率の適用の正当性を言いながら、なぜ値上げなのか。

 

友人が言うには、新聞は増税されないけれども、紙やインクや輸送費などは上がっていくから、というのがその理由でした。

 

その理由が読者の理解を得られると考えるなら、消費増税と同時に堂々と値上げすれば良いと思います。

 

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しかし、そうはしません。軽減税率の対象となったことへの批判が強いことは自覚しているようで、「便乗値上げ」との誹りを受けないように、増税される時期をわざとずらすことを考えているようです。

 

その時期は、増税のちょうど1年前の今年秋から来年春までということ。こういうやり方を、一般的に、セコいと言います。

 

しかも、読売新聞と朝日新聞という発行部数トップ2がまずは先行して値上げし、追って他紙が追随するというやり方まで検討しているとも言います。

 

ここまでくると、悪質な「便乗値上げ」そのものです。これでは、「活字文化の維持、普及」どころか深刻な「活字離れ」が加速するというものです。

 

以上、『消費増税で軽減税率の対象となる新聞が、便乗値上げを画策しているらしい。』でした。

プリンセス駅伝で膝を血に染めて這った選手を見て、ドクターストップ制度が必要だと感じた。

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10月21日に行われた「プリンセス駅伝」のテレビ中継をたまたま見ていたら、選手が膝を血に染めて四つん這いになっている映像にとても驚きました。

 

レース中に足を故障して走れなくなり、這ってタスキをつなごうとする姿に素直に感動するとともに、彼女の今後の選手生活を考えると本当にこれでいいのかと考えさせられました。

 

ここは、選手の身体を第一に考え、ボクシングの試合にあるようなドクターストップ制度が必要ではないかと感じました。

  

 

膝を血に染めて這ってタスキをつなぐ

10月21日に行われた第38回全日本実業団対抗女子駅伝の第4回予選会「プリンセス駅伝 in 宗像・福津」において、初出場の岩谷産業の飯田怜選手が第2中継所200mほど前から走れなくなり、膝を血に染めて四つん這いになって進み、次の選手にタスキを渡すというシーンがありました。

 

「2区岩谷産業にトラブル、飯田怜選手が残り200m以上手前から走れなくなり、ゴールまで這って進んでいます。頑張れ!飯田」とテレビ中継のアナウンサーも声を張り上げていました。

 

次の区間を走る選手も涙をぬぐいながら飯田選手の到着を待ち、最下位となりながらもタスキが渡った瞬間、私も思わず拍手をしてしまいました。

 

主催者側の発表によりますと、飯田怜選手はレース後の診断で右脛骨骨折で全治3~4ヶ月であることがわかりました。

 

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宮根誠司「棄権させる方法はなかったのか」

よく「這ってでも頑張る」と言いますが、飯田怜選手のその言葉通りの奮闘は賞賛に値するものだと思います。

 

しかし、たまたま走れなくなったのがゴール200m前だったから這って行けたものの、これが2km前だったらどうだったのか。

 

フジテレビ『Mr.サンデー』でMCの宮根誠司氏が「ああいう状況になって今後の選手生活を考えたら、あえて棄権させる方法はなかったのか」と言っていましたが、一理ある話だと思いました。

 

駅伝の場合、主催者と記録員と所属チームの関係者の3者の合意の上で棄権します。一般的には、所属チームの監督・コーチが選手の身体に触れた時点で棄権したと見なされます。

 

このルールが棄権することを難しくしているのではと感じています。

 

棄権することの難しさ

駅伝はレース途中で棄権してしまうと、そこで記録が途切れてしまうために、選手は故障しても何とかタスキをつなごうと中継所をめざして痛々しく進んでいきます。

 

「タスキにはチーム全員の魂がつまっている」との考えから、選手はタスキを渡してくれた前走の選手、タスキを渡す後続の選手、そして控え選手やスタッフのことが頭によぎり、絶対に棄権するとは言いません。

 

今回の場合、岩谷産業は初出場で飯田怜選手は今春に入社したばかりのルーキーです。多くの先輩選手がいる中、大抜擢されて出場している選手です。念願の初出場を果たし、多くの先輩選手の気持ちを考えれば、口が裂けても「棄権する」とは言えないでしょう。

 

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また、監督・コーチらチーム関係者も、選手たちが日頃の厳しいトレーニングに耐えてその日を迎えていることを知っているだけに、絶対に棄権しないと踏ん張っている選手をなかなかストップさせることはできません。

 

さらに、主催者も記録員もたいていは陸上競技の経験者か元指導者です。選手の気持ちもチーム関係者の気持ちも痛いほどよくわかります。

 

実際、飯田怜選手の痛々しい姿に、「もう止めようか」「いや、俺は、最後までやらせてやりたい」という大会関係者らしき男性の声をテレビ中継のマイクが拾っていました。

 

 

ドクターストップ制度が必要

棄権させることができる主催者・記録員・チーム関係者が、選手の気持ちがわかりすぎるくらいわかるがために、それで重大な事故につながってしまったのでは本末転倒です。

 

ボクシングやいくつかの格闘技の試合では、流血したりケガをした可能性のある選手をリング下に控えているドクターがチェックします。

 

ドクターがこれ以上試合を続けると危険だと判断した場合、その時点で試合は終了します。いわゆるドクターストップです。

 

ストップされた選手が「まだできる」とどれだけ訴えても、判定は決して覆ることはなく、みながその判断に無条件に従わねばなりません。

 

駅伝にもこのドクターストップの制度を採り入れてはいかがでしょうか。

 

駅伝の1区間は長くて10kmですから、3人ほどドクターを配置します。選手に異状が見られたらドクターが素早くかけつけ、チェックします。そして、ドクターの判断で「これ以上、走るのはムリ」となった場合、無条件で「棄権」とするのです。

 

選手に情が移ってしまう人ばかりで棄権するか否かを判断するより、純粋に医学的見地から判断した方がよっぽど選手のためになるというものです。

 

「私はまだ走れたのに、ドクターストップがかかってしまって・・・」このように選手がコメントすれば、誰も傷つかないと思うのですが。

 

以上、『プリンセス駅伝で膝を血に染めて這った選手を見て、ドクターストップ制度が必要だと感じた。』でした。