将来のスター歌手を目指す若者が参加するオーディション番組『音楽チャンプ』に、大スターを予感させる女子高生を発見しました。
その名は「琴音(ことね)」さん。
その奇跡の歌声は、辛口審査員で鳴らす菅井秀憲氏も号泣するほど。
そんな「琴音」さんの凄さを、辛口審査員菅井氏のコメントとともに紹介します。
今年(2018年)7月11日、琴音さんのミニアルバムがリリースされることになりました!
いよいよメジャーデビューへの道を力強く踏み出した琴音さんを応援する記事を書いていますので、是非、ご覧下さい。
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〈琴音さんとは?〉
本名:山畑 琴音(やまはた ことね)
新潟県長岡市在住の女子高生
生年月日:2002年1月7日
小さな頃から内気な性格で、笑顔も苦手。小学生の時に歌に目覚め、会話することでは自分を上手に伝えることはできないけれど、歌ならメロディーにのせて伝えることができることを知ったとのことです。
ややかすれ気味の声が透き通った感じで聞こえてきます。何よりも、必死で気持ちを伝えよう、歌詞に込められた思いを届けようという姿勢は素人目にみても十分に感じることができます。
最初に聞いた時は、思わず鳥肌が立ちました。目が潤んできました。
こういう女性歌手って、最近ではお目にかかれなかったと思います。
〈『空と君とのあいだに』『明日への手紙』〉
私が最初に琴音さんを聞いた曲は『空と君のあいだに』(中島みゆき)。
次に聞いたのが『明日への手紙』(手嶌葵)。
私は『空と君とのあいだに』で鳥肌がたちましたが、『明日への手紙』では辛口審査員の菅井氏が号泣するほどでした。
幻影のような声にもかかわらず、ものすごく芯がある。声の芯ではなく、精神自体の芯だと思います。
音なき所に音がどんどん聞こえてくるような気がして、時空を操れる女の子。
彼女はたぶん、自分のために歌っている。人のために歌えってよく言うんですけど、それはコントロールであって、自分のために歌っていくべき。あなたが自分のために歌うことで、ここまで周りの人を響かせられるのは奇跡だと思います。
さすがの辛口審査員も、褒め言葉以外は見つからないということです。
〈『魂のルフラン』〉
『魂のルフラン』(高橋洋子)を歌った時は、全体を通して自信なさげに歌い、「?」という感じがしました。
琴音さんも、歌う前にこう言っています。
自分はいつも歌詞を見て、どういう風に歌おうかって考えるんですけど、今回、凄く内容が深くて悩まされてたんですけど。
歌詞に込められた思い・心をきちんと自分のものとして消化しきれていないから、全体的に自信を持って歌えなかったのかもしれません。
詩の解釈など人それぞれで何通りもあります。そこには、その人の歩んできた人生の様々な経験・体験が背景にあるのはもちろんです。
まだ16歳の少女が理解できる範囲は限られているのは当然のことです。「わからないことを、わからない」と悩むことそのものが尊いのだ思います。
『魂のルフラン』では、歌そのものよりも、歌と向き合う真剣な姿勢に感銘しました。
審査員の菅井氏のコメントもやや手厳しくなります。
あなた、もしかしたら、こういうシンコペーションのリズムに乗るということが、まだ君の世界観にはないのかな。
リズムってとっても大切なもので、こういうリズム感がやってきた時に、あなたはそれを押し通して、そのリズムは関係ないのよ、私、この歌で全然成立するもん、聞いてください、っていうところも中途半端でやりきっていない。だから、もっと伸びしろがあると思っている。
君は巫女さんみたいに幽体離脱してその世界に行く、そういう風な感じで歌う部分は神秘的で好きなんだけど、それで補えるかっていうところまで持ち上げていかないと、売れなくなってしまうんじゃないかと思うんです。
将来の大スターにしたいとの思いがあるからこそのコメントです!
〈『音楽チャンプ』放映打ち切り〉
琴音さんは、音楽の専門学校に通っているわけでも、プロのレッスンを本格的に受けたわけでもありません。
自己表現として歌を自分なりに追求してきた成果を、今、私たちは耳にしています。そして、音楽の専門家である審査員の涙をも誘っています。
これは、奇跡だと思います。
これを奇跡にとどめることなく、さらに大きく成長していくよう、私たちファンはもちろん、音楽業界もサポートしていくべきだと思います。
なのに、『音楽チャンプ』はこの3月で放映打ち切りとなるそうです。とても寂しいですよね。
TV局関係者は「諸般の事情」と言っていますが、どうやら視聴率が思うようにとれていないようです。
番組にとって視聴率は命、というのはわかりますが、業界としてJPOPを盛り上げていこうという気があるのかと疑ってしまいます。
私は、これからも琴音さんに注目し続けていきます!