サッカーW杯ロシア大会、日本代表はベルギーに惜敗し、決勝トーナメント敗退、ベスト8入りならず。残念の一言です。
でも、戦前の大方の見方からすれば、予想を裏切る大健闘といえると思います。
その日本代表の大健闘は、ゴールドマンサックスによれば日経平均株価の影響があるとのことでした。
ゴールドマンサックスがW杯を予想
アメリカ・ニューヨークに本社を置く世界有数の金融グループ会社「ゴールドマンサックス」は、人工知能(AI)を駆使したW杯ロシア大会の結果を予想しました。
ゴールドマンサックスはAIを使って各チームの戦力を分析し、20万通りの組み合わせ、100万回のシミュレーションから、決勝戦はブラジル対ドイツ、優勝はブラジルと予想しました。ベスト4にはフランスとポルトガルが残るとしています。
7月4日段階でベスト8が出揃いましたが、ゴールドマンサックスがベスト4入りを予想したドイツは予選リーグ敗退、ポルトガルはベスト16どまりとなっています。
サッカーの結果ほど予想が難しいものはないと言われますが、いみじくもそれを裏付けた格好となっています。(ブラジル優勝予想は結果がまだ出ていませんが)
日本のFIFAランクと日経平均株価の関係
ちなみに、ゴールドマンサックス予想によると日本のベスト16入りの確率は36.5%。ベスト8入りは12.8%、ベスト4入りは3.8%、決勝は1.3%でした。
さて、そのゴールドマンサックスは、日本のFIFAランキングと日経平均株価との間には緩い負の相関関係がある、と指摘しています。
2011年に1万円を切った日経平均株価は、現在、1991年と同じ水準の2.1~2.2万円台まで回復しています。しかし、FIFAランキングでは2011年に13位であったものが、現在は61位まで下げています。
つまり、株価が上がればFIFAランキングが下がり、FIFAランキングが上がれば株価は下がる、というのです。まさしく、負の相関関係というわけです。
日本代表の大健闘を予想
負の相関関係があるとはいえ、現在のFIFAランキング61位は低すぎます。そこで、ゴールドマンサックスは回帰モデルというもので算出し直したら、FIFAランクは49位でないと釣り合いがとれないということになったようです。
そのため、同社は「予想外のポジティブな健闘が期待できるかもしれない」としていました。
このことから、現状のFIFAランクと現在の日経平均株価との関係でいえば、明らかに歪みがあるため、何らかの是正が必要となってきます。
歪みの是正とは、「日本の低いランクまで株価が上がるか」か「FIFAランクが上がるような健闘をして株価が下がる」かのどちらかになります。
結果はご存じの通り、日本代表は、戦前の大方の予想を裏切ってベスト16入りを果たしました。おそらく、これを受けてFIFAランクも上がることは間違いなしです。
ちなみに、日経平均株価はベスト8入りをかけたベルギー戦(7月3日)をはさんで、3日連続して下落しています(7月4日段階)。
以上、『ールドマンサックスによると、サッカー日本代表の大健闘は株価の影響があった?』でした。
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