【サッカーW杯】VARだけではない!新たに導入されたもう2つの新ルール

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6月14日に開幕したサッカーW杯ロシア大会。

 

この大会で話題となっているのは、新たに導入されたルールである「VAR」。

 

しかし、新たに導入されたルールにはもう2つあることをご存じでしょうか?

 

その2つとは、「テクニカルエリア内での通信機器の使用」と「延長戦で4人目の交代が可能」です。

 

ここでは、VARを含め、新たに導入された3つの新ルールをご紹介します。応援・観戦の参考にして頂ければと思います。

 

 

 

W杯ロシア大会から3つの新ルール

今回のW杯ロシア大会から、3つの新ルールが導入されます。

 

いずれも競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)において、今年(2018年)3月、正式に承認されました。

 

3つとは、「VAR」、「テクニカルエリア内での通信機器の使用」、「延長戦で4人目の交代が可能」です。

 

もしかすると、今回の新ルールの導入で、サッカーの歴史がガラッと変わって新しい時代を迎えることになるかもしれません。そう考えながら応援・観戦するのも、楽しみが1つ増えたというものです。

 

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「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)については、テレビなどで解説が相当なされていますので、改めて説明する必要はないでしょう。

 

国際サッカー評議会(IFAB)によりますと、2016年3月より実験的にVARを導入した全804試合で、24%のジャッジ・ミスが改善され、VARの大賞となるシーン(得点・PK・一発退場・選手誤認)ではジャッジの正確性98.9%であったということです。

 

VARに批判的な意見としての代表格は、「プレーが止まってしまう」というもの。確かに、審判がリプレイ検証をしている間、選手も観客もじっと待つのみです。また、何度もプレーが止まることによって、サッカー本来の魅力であるスピーディーな攻防が途切れてしまいます。

 

だからといって、明らかな誤審・ミスジャッジがまかり通るようではいけません。今や、伝説となったマラドーナの「神の手ゴール」など、相手チームにとってはたまったものではないでしょう。

 

また、今大会を観戦していて、「なぜ、ここでVARを使わないのか?」と思う場面がよくあります。その逆もしかり、です。

 

VARはあくまでもジャッジの「アシスタント」。最終判断を行うのは主審です。完全無比なジャッジ(VARをどこで使用するかを含め)は不可能ですし、また、逆に完璧なジャッジをしても不満が出てくることも、これまでと変わらないでしょう。

 

今大会では、そういったVARをめぐるドラマにも注目したいものです。

 

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「テクニカルエリア内での通信機器の使用」

2つ目の新ルールは、テクニカルエリア(監督やスタッフが選手に指示を出すことができるベンチ前の区域)内での通信機器の使用が認められたことです。

 

これまでは、選手が負傷した際にフィールド内に入って手当するトレーナーなどは、テクニカルエリア内にいるスタッフとの間でのみ、携帯電話などの通信機器の使用が認められていました。これは、あくまでも選手の安全や保護の目的に限って許されていました。

 

この目的以外にその使用が認められなかった理由としては、八百長の防止があげられています。試合中に「おい、得点は3点までにしておけ」と電話が監督にかかってきたケースがあったとらしいですが、ホントかどうか・・・。

 

今回のロシア大会では、FIFAが各チームにタブレットを提供し、観客席にいるスタッフやベンチ入りしているコーチらが使用できることになりました。

 

例えば、観客席にいる専門スタッフから試合中のトラッキングデータやその分析結果をベンチに送信することが可能となりました。

 

これまでにもハーフタイムにロッカールームで、分析データ・結果を示すことは行われてきましたが、今大会からは、リアルタイムで采配に活用されるようになります。

 

まさにより緻密な戦術合戦が繰り広げられるわけです。リアルタイムで送られてくるデータをどのように分析し、いかに采配に活かすかが勝敗を分けるポイントになりそうです。

 

また、試合を見ながらタブレットでデータ分析を行うアナリストの存在が注目される大会ともなりそうです。

 

ただ、監督が退場処分を受けた場合にも、外部からベンチへ指示を出すことも可能となりましたが、これはどうにも釈然としませんが。

 

余談かもしれませんが、西野ジャパンは選手の高年齢化が指摘されましたが、監督・コーチ陣も同様です。IT技術に明るいスタッフがそろっているのでしょうか?

  

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「延長戦で4人目の交代が可能」

新ルールの3つ目は、延長戦で4人目の交代が可能になったということです。

 

これまでは、通常の90分と延長戦も含めて選手の交代枠は3人までとなっていました。今大会からは、通常の90分間で3人の交代枠を使い切っているかどうかにかかわらず、延長戦に突入した時点でもう1人の交代枠が追加されることになります。

 

例えば、すでに2人の選手を交代させた試合終了間際、3人目の投入は延長戦をにらむと躊躇しがちでしたが、交代枠の増加によって思い切って3人目の交代を決断することができ、終了間際にドラマチックな結末を迎えることが大いに期待できます。

 

また、PK戦を見込んで、PKに強いゴールキーパーの交代を考えるチームが出てくるかもしれません。

 

このルールは引き分けが認められているグループリーグでは関係なく、完全決着が求められる決勝トーナメントから適用されます。

 

日本は辛くも決勝トーナメントに進出しました。相手は今大会優勝候補のベルギー。数段格上の相手ですから、延長戦にもつれ込む可能性は十分にあります。その際の西野采配は?と考えるのも楽しみの1つです。

 

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