聖地・阪神甲子園球場に行ってきました。
阪神ーヤクルト戦を観戦しました。阪神は2-0で快勝です!
試合前には「甲子園歴史館」を見学し、「スタジアムツアー」にも参加。関係者しか入れないところをいっぱい見れて感激。
聖地・甲子園球場での濃厚な一日を紹介します。
阪神・甲子園駅に到着
何とかこの日1日は仕事をオフにして甲子園球場に行くことができました。前の日は興奮のあまり寝付きが悪くて・・・。子どもの遠足と同じです。
梅田駅から阪神電車に揺られて甲子園駅に到着したのは、午後1時。駅では、私が愛読する『デイリースポーツ』の横断幕が迎えてくれます。
すでに黄色のハッピを着込んだ猛者たちであふれていると思いきや、何だか閑散としています。前日の試合が雨天中止だったので、今日もグランド不良とかで中止なのかと不安になります。急ぎ、当日券売り場に直行です。
途中、タイガースショップが目にとまります。入りたい気持ちをぐっとこらえて、まずはチケットを確保すべく素通りします。
入場券売り場で試合が行われることを確認し、ホッと一安心。午後1時過ぎだと当日券ではなくて、前売り券になることを知りました。外野席やアルプス席は鳴り物応援がいやなので、「アイビーシート」と呼ばれる内野指定席を購入。4,500円なり。うーん、高いっ。
ここのところ高校野球ばかり観戦していたので、その高さを余計に感じてしまいます。でも、チケットを入れるカッコイイ封筒までついていて、ファンにとっては嬉しい限りです。
「甲子園歴史館」のスタジアムツアーに参加
入場券を無事にゲットし、タイガースショップをいくつか回ります。いろいろ思い悩んだ結果、携帯電話のケースを購入。ところが、このケースはiPhone専用で、私の携帯はDOCOMO(笑)。興奮して確認をしなかったのかなあ。まあ、オブジェとしてデスクの上にでも飾っておくか。
午後2時半になって、今回の目的の1つでもある「甲子園歴史館」のスタジアムツアーに参加です。料金は、歴史館入場券とチケットホルダー込みで1,500円。
ツアーガイドの引率で「関係者専用」のドアから球場内に入ります。ちょっとした優越感を感じたのは私だけか?
一般客は入れない場所なので、ガイドが許可する所しか写真撮影は許可されません。数カ所で撮影が許されましたが、ブルペンが直接見れたのは感激でした。参加者が口々に「ここで、藤川球児やドリスが肩を作っていくんや」と言い合っていました。ここからリリーフカーに乗ってグランドへ行くのです。
甲子園球場は、もともとの名称は「阪神電車甲子園大運動場」だったそうです。今風にいうと、多目的総合グランド。このブルペンは、当時はプールだったのですから驚きです。
金本監督がインタビューを受ける場所や、高校野球で監督や選手がインタビューを受ける大きな通路などを見て回ります。そして、いよいよグランドへ。
阪神の選手のバッティング練習をバックネット裏から見学です。たまたま、お気に入りの植田海選手がやっていました。思わず、「海くん、がんばれー」と言ったら、「しー、練習中です」とガイドに怒られました(苦笑)。
植田選手の次は福留選手と糸井選手でした。タイプが違うとはいえ、飛距離と打球の速さが違うと素人目でもわかります。
打撃ゲージ以外でも、鳥谷選手が片手でトスバッティングをしていたり、梅野選手が2塁への送球を繰り返していたり、どういうわけかロサリオが打撃投手に合わせて2塁への盗塁の練習をしていたり、興味はつきません。
「俺もあそこで打たせてくれへんかな。千円出すし」
「いや、鳥谷にボールをトスできるんやったら1万円出すで」
という阪神ファンならでは会話があちこちでされていもいました。
甲子園球場の場合、阪神の打撃練習は開門前に行われるので、このツアーに参加しないと見ることはできません。その意味では、とてもいいものを見せてもらったと思います。
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「甲子園歴史館」を見学
スタジアムツアーは約1時間で終了。その足で「甲子園歴史館」の見学に向かいました。
入り口では「阪神タイガース」ゾーンと「高校野球」ゾーンとで分かれていて、迷わず「タイガース」ゾーンへ。入るとすぐに、歴代監督が着用していたユニフォームが展示してあります。数人の方々が星野仙一さんのユニフォームの前で手を合わせていました。私も、当然、合掌。
続いて、往年の名選手たちのユニフォームやバット、グラブなどの展示となっています。
私の世代で言うと、何といっても、1985年のリーグ優勝・日本シリーズ優勝となります。人生で最も多感な年頃に日本一まで経験したことは、鮮明な記憶として昨日のことのように感じます。その年の中心となったバース、掛布は今でも私のヒーローです。
また、選手が獲得したタイトル・記録に与えられたトロフィーや盾の類も展示されています。これらは選手個人に与えられたものですが、こうして阪神球団に寄贈しているのかもしれません。
ただ、気になるのは、江夏豊氏や田淵幸一氏、掛布雅之氏は個人タイトルを獲得し、様々な記録を打ち立てていますが、展示品がありませんでした。彼らが寄贈しなかったからか、それとも他に理由があるのでしょうか。
展示品を見て回るルートの途中に、バックスクリーンの真下に行くことができます。いつも見ている光景を真逆から見るととても新鮮に思えましたし、何より、スコアボードを真下から眺めることなど決してできないことです。
気がつくと、時間が午後5時を廻っているので、「高校野球」ゾーンは駆け足で通り抜けて、歴史館を後にして球場へと入りました。
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追記 甲子園素盞嗚神社に参拝
試合開始前に、やはり神頼みが必要です。球場真横にある甲子園素盞嗚(すさのお)神社、別名、甲子園神社、タイガース神社に参拝です。
さすがに甲子園神社と別名で言われるだけあって、全国から野球ファンや野球少年たちの参拝が多く、絵馬には「祈・阪神優勝」とともに「祈・○○高校甲子園出場」「レギュラーになれますように」というのが目立ちました。
絵馬舎前にはホームベース型の敷石が敷設され、岡田彰布監督の揮毫による「野球塚」があり、高校球児らはここでバットを構えるポーズをとっていくのだそうです。
おみくじは「夢のボールおみくじ」(「夢」は故・星野仙一監督揮毫)となっていました。おみくじの結果は、・・・、内緒です。
2-0で阪神快勝!
席は一塁側内野席で銀傘のほぼ中央部分です。まずは腹ごしらえと、名物「甲子園カレー」を食べました。550円なり。これという特徴はないのですが、多分、球場で食べるからこそ美味しく感じるのでしょう。
まだ日が落ちない、午後6時にプレーボール。阪神の先発は秋山、ヤクルトはハフです。お気に入りの植田海は1番ショートで先発出場です。
試合は両先発投手の好投で0-0のまま8回までいきます。
8回裏、1死後に植田海が絶妙のセーフティーバントを1塁横に決めます。「いいぞ-、海くん」
続く2番糸原はバントの構え。2死になっても、この日3打数3安打の3番福留に期待をかけての作戦でしょうか。
しかし、スタンドでは糸原がバントの構えをするとすぐに、「糸原、送ったらアカン。次の福留は敬遠されて、ロサリオとの勝負になってしまうがな」とあちこちで怒鳴り声が。
その声を受けてか一方では、「別にええやないか。今日だけやないんや、ロサリオが打たんと優勝できへんのや」との声も。
野球をよく知っているファンならでは怒鳴り合いです。こういう「うーん」と唸ってしまうような声を聞くのもプロ野球観戦の醍醐味の1つだと思います。鳴り物ががんがん鳴る席では、こういう声は聞き取れません。だから、私は外野席やアルプス席には行かないのです。
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結局、糸原がバントを決めて2死2塁となり、3番福留は敬遠。2死1塁3塁で4番ロサリオを迎えます。スタンドのボルテージが最高に高まるなか(私の右斜めの席の老夫婦は手を合わせていました)、2球目をセンターフェンス直撃の2塁打で2点をとりました。
最終回のヤクルトの攻撃をクローザーのドリスが締めて試合終了。2-0で阪神快勝でした!
こうして、甲子園球場での濃厚な一日は終わりました。めでたし、めでたし。
以上、『聖地・阪神甲子園球場での濃厚な一日!阪神快勝でめでたし、めでたし。』でした。