『明石家電視台』で紹介! キットカットなど人気チョコレートの意外な裏話

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明石家さんまがMCを務めるバラエティー番組『痛快!明石家電視台』(関西ローカル)で、「大集合!人気チョコレート10」という特集をやっていました。

 

さんまは「チョコレートは誰よりもよく食べるので、今日は厳しくインタビューしたい」と意気込んでいました。

 

そして、ゲストの製菓会社の社員が自社の人気製品を持って登場し、チョコレートの意外な裏話を披露していましたので、紹介します。

 

 

『ブラックサンダー』 有楽製菓

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1994年に発売開始の『ブラックサンダー』。200種類以上の商品を世に出す、人気チョコレートブランドです。

 

しかし、発売当初はまったく売れず、一度、製造がストップしていました。ただ、九州で細々ではありますが売れていたため、九州の営業担当者からの強い要望で少量だけ製造を再開していました。

 

九州だけで細々と売れていた理由は、今でもさっぱりわからないそうです。

 

ところが、2008年の北京オリンピックで体操の内村航平選手が、「ブラックサンダーが好きで試合中にも食べています」と発言し、大ブレイク。主婦層を中心に人気が拡大し、九州から全国区の商品になりました。

 

この年は、一気に販売個数が累計で1億個を突破し、20億円近く売上が増加しました。

 

ちなみに、ブラックサンダーという商品名はヒーローものをイメージして付けられた名称で子どもをターゲットにして販売していましたが、内村航平選手の発言のおかげで全世代に知られるようになったということです。

 

 

『キットカット』 ネスレ日本

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1973年発売開始の『キットカット』。今ではチョコレートブランドの中では一番売れていますが、発売当初は不振だったようです。

 

ところが、ある時期から九州で売れ始めました。『ブラックサンダー』の場合はその理由はいまだに不明ですが、『キットカット』はその理由がわかっています。

 

九州の方言(博多弁)では「きっと勝つよ」を「きっと勝っとぉ」と言うことから、受験生が験担ぎに買っていったことが全国に広がりました。

 

チョコレートの売上のピークはバレンタインデーとなりますが、『キットカット』はセンター試験が始まる頃からピークを迎えるとのことです。今や、受験生の5人に1人は、お守りとして試験会場に持ち込んでいます。

 

そこで、不二家も『キットカット』にあやかろうと、人気商品『LOOK』に「受かる」をかけて、『ウカルック』を販売しました。

 

ただ、『LOOK』はバナナ味が持ち味ですが、バナナの皮で「スベる」ことから、受験生には縁起が悪いとなり、さっぱり売れませんでした。

 

 

『アポロ』 明治製菓

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1969年発売開始の『アポロ』。月面着陸したアポロ11号の形に似せたチョコレートです。

 

アポロ11号の月面着陸は世界的にも大きな話題となりました。菓子メーカーに限らず、アポロという名前を冠した商品名をどこの会社もつけたがっていましたが、できませんでした。その理由は商標登録です。

 

当時は商標登録をするのに2年はかかっていました。明治製菓の商標登録の担当者が、ギリシャ神話に出てくる太陽神「アポロン」の響きがいいということで、もしかしたら後々に菓子の名前として使えるかもしれないと考え、月面着陸の3年前に登録していました。だから、「アポロ」という名前を独占できたわけです。

 

また、アポロを逆さまにして上に何かをのせて商品が作れないかと研究した結果、誕生したのが『きのこの山』ということです。

 

 

『しみチョココーン』 ギンビス

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2003年発売開始の『しみチョココーン』。夏場でもチョコで手が汚れないことが大ヒットにつながった商品です。

 

コーンにチョコを染みこませる製法は業界でも大きな驚きとなり、革命的チョコと言われました。

 

この製法は建築関係で用いられる手法が採り入れられたことも二重の驚きでした。材木に防腐成分を染みこませる技術を応用し、コーンにチョコを染みこませたわけです。

 

今も語り継がれている革命的製法は、開発担当の佐藤利雄氏が一人で考え出したものでした。

 

 

『ビックリマンチョコ』 ロッテ

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1977年発売開始の『ビックリマンチョコ』。チョコというよりも、中に入っているおまけのシールが大人気となりました。

 

シール欲しさに大量に買ってチョコは捨てたり、シールのニセ物が出回ったりと、社会問題化するほど国民的大ヒット商品となり、販売個数は年間4億個を数えました。

 

シールに用いるキャラクターは、その時々の世相を反映させていました。

 

1980年代の世相としては、お笑いビッグ3として活躍していた明石家さんま。さんまをモチーフにしたシールを検討し、実際にイラストレーターのレベルでは出来上がっていましたが、許諾関係でボツになりました。

 

ビックリマンシールのいくつかは、現在もプレミアがついています。明石家さんまモチーフのシールが当時に作られていたら、今頃は数十万円で売買されているのかもしれません。

 

もちろん、ボツになったさんまモチーフのデザインが披露されていました。

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以上、『『明石家電視台』で紹介! キットカットなど人気チョコレートの意外な裏話』でした。