朝、フジテレビの『めざましテレビ』を見ていたら、ただ勉強しているだけの動画が画期的な勉強法だと紹介されていました。
その動画を見ながら勉強すると学習効果があるといいます。また、その動画を配信する側にも勉強の効果が上がるメリットがあるといいます。
オジサン世代にはとても理解できないことですが、10代を中心に静かなブームとなっているようです。
「勉強動画」を『めざましテレビ』が紹介
フジテレビの『めざましテレビ』の「ココ調」コーナーで、「ただ勉強しているだけなのに・・・今、話題!”勉強動画”を調査」とありました。
勉強動画とは、ただひたすらに勉強している様子が動画としてYoutubeで配信されているものをいいます。
10代の学生100人に聞いたアンケートでは、68人が「勉強動画を知っている」と答えるなど、静かなブームとなっているようです。
勉強動画の使い方は2つ。スマホで勉強動画を流しながら勉強するのと、自分が勉強している模様を撮影すること、です。
その2つのどちらも一定の学習効果があり、画期的な勉強法だと紹介されていました。
勉強動画の学習効果
『めざましテレビ』では、まず、スマホで勉強動画を流しながら勉強している女子大生を映し出します。
彼女は教科書とにらめっこしながら、時折、チラチラとスマホの勉強動画を見ます。疲れた時、飽きそうになった時、動画の中の人が懸命に勉強している姿を見て、「負けてたまるか」と気合いが入るとのことです。
別の女子高生は、「いつも友達と勉強しているので、友達の代わり。ちょっと(動画の)物音があったりしたほうが集中できる」と言います。
番組では次に、動画を撮影しながら勉強する女子高生が登場します。
彼女は勉強動画を撮影した後の感想として、「今までは途中で携帯をいじってしまっていたけど、撮影してたから携帯をいじれなくて(勉強に)集中できました」と述べていました。
つまり、勉強動画の学習効果としては、見る側は「競争心が湧いてくる」「友達と一緒にいる感覚になり、孤独感がなくなる」、撮影する側は「勉強に集中することができる」ということがあげられそうです。
番組では教育専門家が、「スマホ時代の賢い勉強の仕方。受験勉強の孤独な戦いを解消できる、1つの画期的な勉強法」と評しています。
勉強動画はリビング学習と同じ効果?
最近、リビング学習という言葉を聞かれたことが多いと思います。勉強部屋に1人でこもって勉強するのではなく、家族の団らんの場であるリビングで勉強することを言います。
リビングでは当然、親がテレビを見ていたり、兄弟がゲームをしていたりと何かと雑音が多いもの。その中で勉強するわけですから、否応なく集中力がつくと言われています。
『東大脳の育て方』という本には、東大生の83%がリビングで勉強していたと紹介され、さらに、16万人の脳画像を分析してリビング学習の効果を説明しています。
勉強動画も、誰かに見られている(見ている)、少なからず物音がするという環境は、リビング学習の環境と似てなくもありません。
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おわりに
勉強動画はもともと、海外から流行が始まりました。受験という人生最初の試練に立ち向かう10代の子どもらにとって、そのストレスとプレッシャーは大変なものです。
それは自分だけではないと動画を通じて、他の同じ世代と気持ちを共有し、分かち合っているのかもしれません。
やはり、「若い世代のメディアの使い方はすごいな」とオジサン世代は思わざるを得ません。
以上、『「ただ勉強しているだけ」の動画が画期的勉強法と『めざましテレビ』で紹介! リビング学習と同じ効果?』でした。