『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年2月26日放送 IWGPヘビー級選手権試合

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今回より、テレビ朝日系列で放送されている『ワールドプロレスリング』の観戦記を書いていきます。

 

関西エリアは毎週日曜の深夜に放送なので、録画を月曜に観戦し、火曜日にアップすることを目指していきます。

 

それでは、記念すべき?第1回目は、幸運にも、

 

IWGPヘビー級選手権試合 

王者・オカダカズチカ vs 挑戦者・SANADA

 

〈試合の見所〉

 

2018年に入って、IWGPのシングル戦線では移動が相次いでいます。

 

コンチネンタルヘビー級タイトルは柵橋弘至から鈴木みのるへ、USヘビー級はケニー・オメガからジェイ・ホワイトへと王座が移動しています。

 

全体のいい流れに乗って、沈黙の挑戦者SANADAが絶対王者オカダカズチカの牙城に、どこまで迫ることができるか。

 

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〈序盤~中盤〉

 

放送では、いきなりオカダの場外でのDDTから始まります。

 

放送時間が30分なので、仕方ない面はありますが、どうも唐突感が否定できず、不満が残ります。

 

リング上での攻防は、終始、オカダが余裕を持ってというより、むしろ、見下した感じで進んでいきます。

 

そして、早くもレインメーカー・ポーズが出してしまいます。解説のライガーも、「おい、早すぎだろ」。

 

レインメーカーを難なくかわしたSANADA、高い位置からのバックドロップ。場外に落ちたオカダめがけての、プランチャ。この高さからですから、画面からも迫力が伝わってきました。

 

SANADA、一気にラッシュします。

 

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〈終盤〉

 

SANADAはロス・インゴの内藤哲也の参謀格なので、どうしても試合への乱入とかラフのイメージがついてまわります。もともとは、大のテクニシャンで、あの西村修をして「無我の後継者」と言わしめたほどです。

 

そして、決め技にしているスカル・エンドに執着していきます。

 

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「(プロレス界に)入ってから好きになった」藤波辰爾から直々に教わったドラゴンスリーパーの変型技です。

 

一見して胴締めドラゴンスリーパーですが、フェイスロックのように相手の頬骨を締め上げ、背中を深く反らせているところが、SANADAオリジナルです。

 

このスカル・エンドへの入り方が複数あって、一回転して相手の背後に入るやり方は、さすがテクニシャンと唸らせるものがありました。

 

「掟破り」の逆レインメーカーまで繰り出したSANADAでしたが、絶対王者の牙城にあと少しのシーンも見られたものの、オカダの本家レインメーカーに屈しました

 

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この試合、一貫してオカダのペースでした。攻め込まれる場面もあったものの、高い打点のドロップキックで局面を変え、レインメーカー1発で仕留めるあたりは、貫禄すら感じました。絶対王者たるゆえんです。

 

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試合後は、お決まりのマイクパフォーマンスです。

 

誰でもいいぞ。このベルトに、この俺にかかってこい。俺がチャンピョンでいる限り、この新日本プロレスに金の雨が降るぞ!

 

〈ビッグサプライズ〉

 

オカダのマイクパフォーマンスが終わると、会場内スクリーンに、WWEのスパースター「レイ・ミステリオJrが。「最も偉大なJrファイターである獣神サンダー・ライガーと対戦したい」と表明しました。

 

テレビ解説席にいたライガーも、「とても光栄なこと。喜んで受けたい」と対戦を受諾しました。

 

メキシコ、アメリカと渡り歩いた軽量級のレジェンド「ミステリオ」。今からわくわくします。

 

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さらに、記者会見でオカダは、新日本プロレス旗揚げ記念試合の相手に、IWGP・Jrヘビー級王者のウィル・オスプレイを指名しました。

 

IWGPのヘビー王者とジュニア王者の戦いは、橋本真也とライガーの試合を思い起こします。130㎏の橋本の蹴りをライガーが意地で受け止めていたシーンが懐かしく感じます。

 

それでは、次回をお楽しみに。