オーディション番組『音楽チャンプ』で、今、イチオシの「琴音」さんが見事、3週勝ち抜きに成功しました。
今回も、番組の辛口審査員菅井秀憲氏のコメントを中心に、琴音ワールドをお届けいたします。
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〈『花』(中孝介)〉
・審査員 森公美子さん
前回放送の課題曲『魂のルフラン』はアップテンポの曲で、かつ、琴音さん自身が歌詞をうまく咀嚼できないままだったので、どこか自信なさげでした。
ところが、今回の課題曲『花』は、曲の世界を全身で理解し、情感こめて歌い上げる姿がありました。最初のワン・フレーズで鳥肌が立ったくらいです。
審査員の評価も「絶賛」の一言。
まずは、森公美子さん。辛口の菅井氏とは異なり、とても優しいコメントが特徴で、とにかく涙もろいです。その森さんの評価がまさに、琴音さんの凄さを端的に表しています。
琴音ちゃんって歌い始めると何かが降りてくるよね。憑依体質っていうのかな。ふわーと何かに包み込まれるように琴音ワールドが始まるんだよね。今回の場合は、Aメロはウィスパーでいったでしょ。その捕まえ方の構成の仕方、建築のような組み立て方が素敵だった。あなたは私が言ってても普通に聞いているよね・・・。これがすごいと思うの。何も言うことはありません。
そうなんです。「何かが降りて」くるんです。なぜ、琴音さんの歌にこれだけ惹かれるのかわからなかったのですが、歌の女神が降りてくるんです、降臨するんです。そこに引き込まれていくんだと思います。
・審査員 菅井秀憲氏
森さんの表現をさらに深掘りしたのが菅井氏のコメントでした。もはや、琴音さんに対しては「辛口審査員」という呼び方はいらないかもしれません。
「もしもあな、た」ってあるじゃない。僕、それ、凄いいやなんだけど、あなたのは許せるんだよね。言葉の途中で切っても許せるのよ。なぜか、ずっと考えていて、あなたは止めているけど手放してはいないんだなその言葉って思ったのよ。だから、切っているようで切っていないんだよね。流れて聞こえる。
あなたにとって言葉って人とのコミュニケーションなのかなって。普段は無口かもしれない、歌っている時が一番、しゃべれている時なのかなって、それって天才肌だなって思う。モリクミ(森公美子)さんが「憑依体質」って言ったけど、僕はあなたの人とつながりたい祈りなんじゃないかなって感じる。あなたの歌は祈りに近いんだよね、特にバラードは。このまましばらくいな、でもいつかね、爆発するとき来るよ、君の中で。
なるほど、祈りですか。「女神が降臨して祈りを献げる」とは、ホント幻想的な世界に入ってきました。
イスラム教徒やキリスト教徒のお祈りは、言葉がわからない分、音楽に聞こえることがあります。祈りを音楽にするのはよくみますが、歌(音楽)が祈りになる琴音さんは、やはり天才肌なのでしょう。
〈まとめ〉
落ち込んだとき、琴音さんの『明日への手紙』『空と君のあいだに』を聞いています。何だか気分が落ち着き、ほろ苦い青春時代を思い出したりします。
次回は、4週勝ち抜きにトライします。早く、本格デビューを見たいものです。
ちなみに、琴音さんの歌う『明日への手紙』は再生回数が196万回を超えたそうです。是非、1度、お聴きください。