「御朱印集め」に続いて「おみくじ集め」がブームに!?

スポンサーリンク

f:id:naga-aya-omiya:20180602161039j:plain

神社やお寺をお参りした際に頂戴する「御朱印」を収集する「御朱印集め」がちょっとしたブームになっています。

 

神社・仏閣でもう一つ、忘れてはばらないのは「おみくじ」。

 

御朱印に負けず劣らずユニークな「おみくじ」がいろいろあって、それを収集する「おみくじ集め」が今後、ブームになるかもしれません。

 

 

 

「おみくじ集め」がブームに!?

「御朱印集め」の静かなブームが続いています。おしゃれな御朱印帳に書かれた個性豊かな御朱印は見ているだけでも楽しいですね。かくいう私の娘2人はともに御朱印マニアです。

 

一方、神社・仏閣で忘れてはならないものがもう1つあります。おみくじです。

 

おみくじと聞いて、まず思い浮かべるのは、縦長の薄っぺらい紙に「大吉」「健康運」とかが書かれているものでしょう。

 

ただ、昨今の「御朱印集め」ブームに影響されたのかわかりませんが、「御朱印」に負けず劣らずユニークなものが増えてきているのです。

 

特に、その神社由来の動物や縁起物をモチーフにしたものや、形も従来の縦長からいろいろとバリエーションに富んでいます。なかには、有名画家とコラボしたおみくじまであります。

 

そこで、ユニークなおみくじをいくつか紹介しておきます。

f:id:naga-aya-omiya:20180602144204j:plain

鳩森八幡神社(東京都渋谷区)

f:id:naga-aya-omiya:20180602144304j:plain

東京大神宮(東京都千代田区)

f:id:naga-aya-omiya:20180602144545j:plain

布忍(ぬのそ)神社(大阪府松原市)

f:id:naga-aya-omiya:20180914161733j:plain

甲子園素盞嗚(すさのお)神社(兵庫県西宮市)

 

いかがですか、ユニークなものばかりでしょう。特に、布忍(ぬのそ)神社は、まさに型破りで従来のおみくじのイメージを一新していて秀逸です。

 

また、最後の甲子園素盞嗚(すさのお)神社は、阪神甲子園球場の真横にあり、タイガース神社とも呼ばれるだけに「夢のボールおみくじ」となっています。ちなみに「夢」の字は故・星野仙一監督が揮毫したものです。

 

こうした個性あふれるユニークなおみくじは、境内の木に結ばずに持ち帰りたくなってしまうのも当然でしょう。

 

 

「おみくじ帳」を自分で作る

御朱印の場合は、様々な種類の御朱帳が一般に売られていて、それを使って収集していきます。

 

それでは、おみくじの場合はどうするか?「大吉」のおみくじを財布に入れて持ち歩いている人がいますが、それも1枚だけ。とても、何十枚も収集はできません。

 

自分で『おみくじ帳』を作っておみくじを集めてみよう」と仏教大学の八木透教授が『開運&幸せを呼び込む おみくじ集めハンドブック』という本で紹介しています。

 

御朱印帳とは違って、「おみくじ帳」は一般に販売されてはいないようです。ですから、自分で作ることになります。

 

市販の手帳やノート、あるいは御朱印帳を「おみくじ帳」にして、持ち帰ったおみくじを空白の紙面に貼り付けていくというものです。余白には、訪れた日時とともにその神社で撮った写真も貼っておくと、楽しい思い出として残るかもしれません。

 

f:id:naga-aya-omiya:20180602150531p:plain

「おみくじ帳」のイメージ 出典:サライ.JP

ご紹介した本はこちら↓↓

開運&幸せを呼び込む おみくじ集めハンドブック (タツミムック)

開運&幸せを呼び込む おみくじ集めハンドブック (タツミムック)

 

 

 おみくじは持ち帰っていいの?

ここまで読んで頂いて、「おみくじは持ち帰っていいの?」と疑問を持つ方もおられると思います。

 

確かに、神社の境内の木には所狭しとおみくじが結ばれているのを目にします。神社によっては専用のおみくじ掛けを置いているところさえあります。

 

f:id:naga-aya-omiya:20180602160956j:plain

 

実際のところ、どうなのか。日本の神社の総元締である神社本庁のHPを見てみました。

 

「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。また神社境内の木の枝に結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみたいものです。

 

境内の木に結んでも、持ち帰っても、どちらでも良いと書かれていますが、後段には「「おみくじ」を充分に読み返し、」ともありますので、持って帰った方が良さそうに思えます。

 

 

「大吉」よりも「吉」が良い!

おみくじを境内の木に結ぶ習慣は、「凶」が出たら縁起が悪いので持ち帰らないことから始まったとされています。

 

おみくじは通常、大吉➝吉➝中吉➝小吉➝末吉➝凶の順に運勢がいいとされます。しかし、大吉には「運勢のピークは今。あとは下がる一方」と記されていることもあります。

 

また、凶は、「今は底だけれども、行いを悔い改めれば、運気は上昇する一方」とされています。

 

大吉よりいいのが吉。ほどほどに良い運気で、当面は安心できますので、あとはさらなる高みに向かって努力すべし、となります。

 

f:id:naga-aya-omiya:20180602160848j:plain
 

何が出ようと一喜一憂して終わるのではなく、神様の言葉をしっかりと受け止め、これからの行動の戒めとするのがおみくじの意義ということです。

 

だからこそ、持ち帰って「おみくじ帳」で収集すれば、後からでも神仏の言葉を読み返してかみしめることができるというわけです。

 

 

おわりに

「御朱印集め」に「おみくじ集め」とは、神仏崇拝をカジュアル化し過ぎと批判されるかもしれません。

 

でも、神社本庁のHPでも「おみくじは、・・・今後の生活指針としていくことが何より大切」とありますから、後でじっくりと読み返すことが可能となる収集は、神仏崇拝の基本を決して疎かにしていることにはならないと思います。

 

それでは、謎かけで締めます。

 

「沖縄県民の願い」とかけまして、「沖縄の神社のおみくじは凶しか出ない」とときます。その心は、「もう、キチ(基地・吉)はいらない」ーねずっちでした。

 

以上、『「御朱印集め」に続いて「おみくじ集め」がブームに!?』でした。