先日、駅前広場で古本市をやっていて、そこでふと手にした本が『ナイツの言い間違えで覚える日本史』。
何年か前にも読みましたが、久しぶりに読んでみると爆笑に次ぐ、爆笑でした。さすがは、実力者のナイツです!
そこで、『ナイツの言い間違えで覚える日本史』のなかでも、何度読んでも笑ってしまうところを紹介します。
『ナイツの言い間違えで覚える日本史』
『ナイツの言い間違えで覚える日本史』は、NHK『青山ワンセグ開発』で放送され、好評を得た同番組を書籍化したものです。
聖徳太子、坂本龍馬、織田信長、豊臣秀吉、福沢諭吉から新島八重まで、著名な歴史上の人物20人を、「言い間違い漫才」で紹介していきます。
具体的には、ナイツの塙宣由之が言い間違い、土屋伸之が訂正していくというパターンです。
言い間違いの錬金術師・ナイツが編み出した究極の暗記法。日本史に悩む受験生への言葉は「語呂合わせの暗記法はもう古い!」
それでは、大好きな「聖徳太子」と「福沢諭吉」の一部をアレンジして紹介します。
聖 徳 太 子
塙 :聖徳太子が14歳の時、佐賀市とモノノフ(ももいろクローバーZのファンのこと)が法廷で対立します。
土屋:違います。蘇我氏と物部氏が朝廷で対立するんです。
塙 :仏教を信仰する太子は同じく仏教を信仰する佐賀市と組んでももいろクローバーZを滅ぼします。
土屋:だから、蘇我氏と組んで物部氏を滅ぼしたの。
塙 :20歳の時、叔母にあたる「こすい天皇」の摂政になり、
土屋:推古天皇だよ。こすい天皇って何をやるんだよ。
塙 :平和な国づくりを目指して、佐賀のいとこと協力し、
土屋:蘇我馬子だよ。いちいち佐賀県が出てきてややこしいんだよ。
塙 :そして、607年に、小野とイモトを隋に派遣します。
土屋:小野妹子だよ。何で小野さんとイモトさんを派遣するんだよ。
塙 :遣隋使として派遣して、向こうでチータと戦いました。
土屋:それは、イモトさんのことでしょ。
塙 :聖徳太子にはいろんな伝説が残されていまして、太子は何と、1日に10人の人と話せるんです。
土屋:1度に10人と、だよ。1日で10人って全然スゴくないだろ。
塙 :また、生まれてすぐしゃべったんですよ。「へその緒を切れ、とりあえず切ってくれ」って。
土屋:違いますよ、「天上天下唯我独尊」って言ったんですよ。
塙 :漫才協会にチャンス青木師匠がおられまして、この師匠は聖徳太子と同じ伝説を持ってるんです。漫談やってる時に、1度に10人のヤジを聞いたんです。
土屋:どんだけスベってんだよ。
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福 沢 諭 吉
塙 :福沢諭吉は幼い頃から、オーダーメイドに関心がありまして、
土屋:封建制度だよ。その時代にオーダーメイドがあるか。
塙 :20歳の時に蘭学を学ぶために、オランダで長崎弁を勉強をして、
土屋:逆だ、逆。長崎でオランダ語を勉強したんです。
塙 :その後、江戸でランパブをつくりました。
土屋:そんなの作らない。江戸で蘭学塾をつくりました。
塙 :これが後に慶應義塾、通称「男塾」と言われて、
土屋:それはまた別の話です。
塙 :オランダ語をマスターした諭吉は横浜に行ったら、外国人がみんなオランダ語ではなくて英語を話しているのに驚きました。「アンビリーバブル!」って。
土屋:もう、しっかり英語できてるじゃないか。
塙 :海外で勉強した諭吉は、やがて、銃刀法の精神にふれて、
土屋:違います。自由と平等の精神ね。
塙 :この精神を世に広めたい考えた諭吉は本を書きました。その本の名前は「学問のコスメ」
土屋:「学問のススメ」だよ。それってどんなコスメだよ。
ご紹介した『ナイツの言い間違えで覚える日本史』 はこちらから↓↓
まとめ
ナイツはある意味、天才ですよね。これだけの言い間違いは、相当な語彙力がないと出来ません。
しっかりと漫才ができる実力派は、中川家とサンドウイッチマン、そしてナイツだと思います。ナイツがM-1王者でないのが不思議でなりません。
それにしても、受験生がこの本で日本史を勉強しようと思いたったとしたら、かなり末期的ですよね(笑)。
以上、『久しぶりに読んで爆笑!『ナイツの言い間違えで覚える日本史』』 でした。