今回は、復活なったケニー・オメガ、飯伏幸太のゴールデン☆ラバーズvsCody、マーティー・スカルのタッグマッチ、ジェイ・ホワイト、YOSHI-HASHI、チャッキー・Tvsハングマン・ペイジ、マット・ジャクソン、ニック・ジャクソンの6人タッグマッチの2試合です。この日は、WWEのROHとの合同興業です。
《ケニー・オメガ 飯伏幸太 vs Cody マーティー・スカル》
それにしても時代は変わったものです。日本人選手の軍団抗争を軸にするのは新日のお家芸ですが、外国人選手のチーム内の主導権争いが番組のメインとなるのですから。
2018年1月5日後楽園大会で、Codyにいたぶられていた飯伏をケニーが救出。同月28日札幌大会でIWGPのUS王座をジェイ・ホワイトに奪われたケニーが、Codyやハングマン・ペイジに制裁されようとした時、今度は飯伏が救出。その場で固く抱き合い、ゴールデン☆ラバーズが4年ぶりに復活しました。
その復活第一戦がこの試合。ケニーとCodyのバレットクラブ内の主導権争いに加えてゴールデン☆ラバーズの復活。注目点がいくつもあって大変です。
目に付いたのが、ケニーがとても活き活きとしていたこと。そのケニーをCodyが必死に追い回しています。
このCodyという選手、まぎれもなくWWEのスーパースターですが、やることがとても面白いです。ケニーを追い回していたかと思うと、急に観客席に腰をおろしてみたり、またまた、飯伏にキスをしてみたり・・・。
このキスで飯伏がキレて、怒濤の反撃。ケニーと対角線のコーナーから場外へのダブルのムーンサルトアタック(クロス・ラッシュ)、ダブルでの膝蹴り(ゴールデン☆トリガー)でフィニッシュ。
もう1人、忘れてはならないのがマーティー・スカル。Codyの指示で適確な動きをしていました。そして、あの指折り。マイクがひろえるほどの音がなるのですから、よく折れないものだと感心させられます。
《ジェイ・ホワイト YOSHI-HASHI チャッキー・T vs ハングマン・ペイジ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン》
何と言ってもバレットクラブの3人の動きが素晴らしくいいです。マット、ニックのヤングバックスの合体技はどれもどんぴしゃり。プロレスに関心のない人が見ても、前のめりになるのではと思います。
また、ハングマン・ペイジもあの巨体にもかかわらず、身のこなしは軽いです。
フィニッシュは、ペイジのライト・オブ・パッセージでホワイトを押さえました。
バレットクラブばかりが目立つ試合でした。ホワイトはシングルプレイヤーなのでしょうか、いつもの輝きはありませんでした。おそらく、ペイジの挑戦を受けるUS王座戦も大苦戦するかと・・・。
《サプライズ》
6人タッグマッチ終了後、画面はゴールデン☆ラバーズのマイクパフォーマンスに変わります。ケニーが日本語を交えながらのアピールです。
俺はバレットクラブだが、飯伏が真のパートナー。飯伏と最高のタッグになる夢が叶おうとしている。俺たちが世界一のタッグチームだ
すると、ヤングバックスがリング上に現れ、マイクを奪います。
お前たちの友情に水を差すつもりはない。ただ、聞き捨てならないのは、ゴールデン☆ラバーズが世界一のタッグだと?世界一のタッグはヤングバックスだ。
こうやって言いに来たのには、ちゃんと理由がある。今日、この日をもって、俺たち兄弟は決断した。この先、俺たちの闘いの場は、ヘビー級のタッグ戦線だ。それが何を意味するかわかるだろ?また、会おう。
こうして、アメリカでの両チームの対決が決まりました。