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『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年5月17日放送 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 鈴木みのるvs内藤哲也

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今回は、王者・鈴木みのるに内藤哲也が挑戦するIWGPインターコンチネンタル選手権試合です。

 

前哨戦では、闘いぶりよりもマイクパフォーマンス合戦が注目されました。王者・鈴木みのるは「熊本でロス・インゴを終わりにしてやる」と凄み、一方の内藤哲也は「裸の王様になる覚悟はできていますか」と返しています。

 

 

IWGPインターコンチネンタル選手権試合

王者・鈴木みのる vs 挑戦者・内藤哲也

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前哨戦では大舌戦を繰り広げた両者、静寂のうちに試合が始まります。まずは、ロックアップするとみせかけてのすかしあい、内藤のお決まりの寝転ぶポーズを鈴木も決めるなど、腹の探り合いが続きます。

舌戦の様子はこちらからどうぞ↓↓ 

www.iwgpusnever.com

 

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仕掛けたのは内藤。珍しくクロック・ヘッドシザーズで鈴木の首を締め上げます。TV解説席の真壁刀義が「自分からグランドに引き込んで、相手の懐に入る作戦だな」。

 

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ただ、それが裏目と出たのか、トップロープ越しのタランチュラ式腕ひしぎ逆十字固めを決められ、場外ではイス攻撃の連打を浴びます。鈴木はUWFの流れを汲みますが、こうした場外でのラフファイトにも定評があります。ロス・インゴ顔負けの攻撃です。

 

リングに戻ると、エルボーの打ち合い。鈴木のエルボーは一発一発がカミソリのように鋭く、長刀のように重く、骨がきしむ音が聞こえてきそうです。新日本屈指のパワーファイターの真壁刀義にも打ち勝ったほどですから、今や、エルボーの打ち合いでは右に出るレスラーはいないのではないでしょうか。

 

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内藤も反撃に出ます。鈴木をトップロープに上げて雪崩式フランケンシュタイナーをねらいますが、体を上手くずらされて、逆にロープ越しのヒザ十字固めを決められます。

 

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ここから、鈴木の蛇のようなねちっこいヒザへの集中攻撃が始まります。体重ののった蹴り、体浴びせから足4の字固めへ。場内は内藤コールの大合唱です。

 

何とかロープに逃れた内藤、スキをついてDDT、裏DDTとたたみかけ、デスティーノでとどめを刺そうとしますが、これも体を入れ替えられて、ヒザ十字固めを食らいます。

 

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素人目に見ても、内藤のヒザが逆方向にねじれていてほぼ完璧にきまっていることがわかります。TV解説席の真壁もミラノ・コレクションも「もうダメダメ、止めるべきだ」と叫んでいます。レフェリーも手で×を作ってストップをかけようとしますが、内藤が必死に首をふってレフェリー・ストップになるのを阻止しています。

 

鈴木は立ち上がってもう一度ヒザ十字をかけ直そうとしたところを、内藤は体を上手く反転させてロープへと転がりました。TV解説の真壁もミラノも「うまい!」と絶叫。もはや内藤ファンと化しています。

 

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フラフラと立ち上がった内藤の背後に回った鈴木は、スリーパーホールドをがっちりと決めます。ミラノが「ああー、これもあったのか-」とため息。徹底的にヒザを攻めた後にスリーパー。鈴木の引き出しの多さには感心します。かつて、アントニオ猪木が橋本真也を評して、「攻めが単調。頭を攻めて、腕を攻めて、足を攻めて、と攻撃のバリエーションがないとダメ」と言っていたのを思い出しました。

 

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鈴木はフィニッシュとばかりにスリーパーからの逆一本背負いを仕掛けますが、内藤はうまくかわして、垂直落下式ブレンバスターへ。そして、間髪入れず、デスティーノでフィニッシュです。内藤哲也にタイトルが移動しました。

 

試合中盤以降は、攻められっぱなしの印象が残る内藤ですが、試合全体を通して武藤敬司のテイストが感じられました。武藤もヒザに古傷があってよく攻め込まれるのですが、最後は、痛めたヒザに大きな負担のかかるムーンサルトプレスを決めます。

 

内藤もあれだけヒザを攻め続けられながらも、ヒザに負担のかかるデスティーノでフィニッシュです。持ってる華やかなオーラも共通していますし、内藤は武藤2世になりつつあると言うと内藤は怒るかもしれませんが。

 

 

試合後、インタビュールームに現れた鈴木は「ただで済むとは思うなよ」とだけ言い残して、退席します。

 

一方の、新王者の内藤哲也の、お待ちかねのマイクパフォーマンスです。

 

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ブェノスノーチェス熊本!

 

2年前、ここ熊本で大変なことが起こりました。今もあの時の傷を持っている方、たくさんいらっしゃると思いますが、だからこそ俺は言いたい。変わらないこと、諦めないことはもちろん大事。でも、変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、そして一歩踏み出す勇気も俺は大事なことじゃないかなと思います。

 

次回の熊本大会、さらに進化した我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのプロレスを熊本の皆さま、楽しみに待っていて下さい。

 

こういう熊本の被災者の方々の心に響くメッセージを話せるのが内藤の才能でもあります。スピーチとしても素晴らしいです。

 

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そして、最後は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の大合唱で、内藤哲也劇場の閉幕です。

 

以上、『『ワールドプロレスリング』観戦記 2018年5月17日放送 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 鈴木みのるvs内藤哲也』でした。