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覚えておきたい!水没する車からの脱出法は?冠水した車はどうする?

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車を運転していて、自分が車ごと水没していくことを想像する人はいないでしょう。

 

でも、過日の西日本を中心に襲った豪雨では、ごく普通に運転しているところへ突然、濁流が押し寄せてきて・・・。

 

いつでも、どこでも、誰もが、車ごと水没する危険にみまわれる可能性があります。そこで、水没する車からの脱出法をまとめてみました。

 

また、自分は難を逃れても車だけが水没・冠水してしまうことがあります。その場合、冠水した車は、その後どうするのか、についても併せてまとめてみました。

 

 

 

西日本豪雨被害から

2018年7月、西日本を中心に襲った豪雨は甚大な被害をもたらしました。その中でも目を引いたのは、水没する車とその車に閉じ込められた方が多かったことです。

 

車を運転していて、自分が車ごと水没する姿はなかなか想像できません。でも、次の毎日新聞の記事を見てください。いつでも、どこでも、誰にでも、そうした危険にみまわれる可能性があるのです。

 

中島さんは6日午後7時ごろ、広島市内の勤務先から車で帰宅中、自宅まで約5キロの上り坂にさしかかったところで渋滞の列につかまった。

雨脚が強まる中、数十メートル先で車の接触事故も起き、車列はいっこうに動かない。突然、坂の上から大量の濁流が車ごと飲み込んだ。数百メートル下に流され、流木にひっかかった後、車体は回転して転がり始めた。窓から大量の汚水が入って溺れたような状態になり・・・

(出典:毎日新聞) 

 

 

JAF動画「水没車両からの脱出」

それでは、自分が車ごと水没した場合、どにように脱出をはかるのか?

 

JAFが「水没車両からの脱出」と題する動画を公開しています。これは、実験施設のプールを冠水した道路に見立て、車ごとプールに進入させて脱出をはかるという疑似体験動画です。まずは、それをご覧下さい。

 

 

 車はプールに進入すると5秒もたたないうちに車体が浮き、ハンドルやブレーキがきかなくなります。2分後、車体の隙間から浸水が始まり、5分を過ぎるあたりから水はダッシュボードをおおうほどになります。

 

ここで、運転手役の女性は脱出用ハンマーで窓を割ります。窓を割るとあっという間に大量の水が車内に入ってきて、肩まで水につかります。女性は割った窓から泳いで車外へと脱出。動画は車が完全に水没した状態で終了します。

 

実にリアルに疑似体験ができます。まず、勝負は5分ほどだということ。この間、落ち着いて車外へと脱出をはかることを教えてくれます。

 

 

脱出用ハンマーで窓ガラスを割って脱出

車が水没した場合、窓から車外に脱出をはかることが鉄則です。手動で窓の開閉をするタイプの車は、窓を開けて車の天井に上るようにして脱出します。

 

パワーウインドウは、水による電気系統のトラブルなどで開かなくなる場合がほとんどです。その場合、先のとがった脱出用ハンマーで窓ガラスを割って脱出します。ちなみに、フロントガラスはフィルムが入っているため、ハンマーでも割ることはできません。

 

この脱出用ハンマーがあれば、女性の力でも簡単にガラスを割ることができます。ハンマー以外で車の中にありそうなもの、例えば、スマホ、ビニール傘、車のキーなどでは窓ガラスは割れないことをJAFが実験しています。

 

脱出用ハンマーは値段も手ごろなので、備えておきたいものです。

 

 ご紹介した脱出用ハンマーはこちら↓↓

 

窓が開かず、ハンマーもない場合

パワーウインドウが動かず、脱出用ハンマーもないという状態だとどうするのか?

 

JAFの実験でも水没して5分頃からダッシュボードおおうくらいまで水が入ってきます。車内に水が入ることによって、外の水位との差が小さくなり、ドアにかかる水圧がも小さくなり、ドアが開けやすくなります。

 

ドアが開きやすい状態であると感じたら、大きく息を吸い込んで足など力を込めて押し開け、一気に脱出をはかります。ただ、この脱出法は危険性がかなり高いことは言うまでもありません。

 

また、ヘッドレストを使って窓ガラスを割る方法も紹介されています。ただ、これも車種によっては使えないことがあることに注意が必要です。

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ヘッドレストを使って窓ガラスを割る方法

 

冠水した車はどうなる?

自分は難を逃れることができたけれども、駐車してあった愛車が水没・冠水する場合もあるでしょう。車は走行するわけですから、土地・建物よりも浸水被害に遭う確率が高いと言えるかもしれません。

 

では、冠水・水没した車はどうなるのか?

 

最悪のケースはエンジンに吸気を行うエアクリーナーに直接、水が入り込んだ場合です。大量の水分を含んだ空気だと、エンジンがガソリンと空気を圧縮できないために燃焼にいたらず、エンジンは停止します。こうなると、エンジンを再びかけることは不可能になります。

 

冠水・水没すると、車内のいたるところに細かい泥が入り込んできます。座席シートなどの布製品は強い異臭を放ちます。

 

また、車にはカーナビやオーディオをはじめ、運転をコントロールする電子部品・機器が搭載されています。これらは、冠水によってそのほとんどに問題が発生します。

 

運転をコントロールする電子機器に問題が発生した場合には、当然ながら多額の修理費用がかかってしまいます。

 

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冠水した車はどうする?

自動車整備の関係者に聞くと、冠水・水没した車の持ち主は、保険対応で代車を利用し、新規で購入し直すケースがほとんどだということです。つまり、廃車にするしかないと。

 

売却しようにも、冠水・水没した車両は基本的に査定価格は0円。国内で再販される際は「冠水歴車」と明記され、事故歴のある車よりも嫌われる傾向にあるとのことです。

 

要は、愛着があって乗り続けたいと思っても修理費用は莫大。売却しようにも査定は0円。廃車にするしかないわけです。

 

ちなみに、豪雨水害によって流されてしまった車の撤去や処分は、災害による廃棄物とみなされれば行政が撤去・処分を行うことになります。その場合、所有者にその費用が請求されることはありません。

 

以上、『覚えておきたい!水没する車からの脱出法は?冠水した車はどうする?』でした。