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猛暑日の水分補給 一度に2.5ℓを超えると水中毒で死にいたる!

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猛暑日が続いています。とにかく暑い!

 

こうした日には熱中症にかかりやすいとして、こまめな水分補給が必要だと言われます。

 

ここで大事なことは、「こまめな」水分補給ということです。汗をたくさんかいたからといって、一度に大量の水分を取ると、「水中毒」となって最悪、死にいたってしまうことがあります!

 

 

 

人間と水

人間の体は水で出来ています。その割合は年齢とともに減少しますが、赤ちゃんであれば体重の70~80%、成人で60~65%は水分です。

 

体から水分がなくなれば生きてはいけません。そのため、いくら飲んでも大丈夫というイメージを持っている人もいるでしょう。確かに、アルコール類や糖分の多いジュースとは違い、飲む水の量を控えるようにという話はあまり聞いたことがありません。

 

でも、何事にも限度というものがあります。たとえ水とはいえ、飲み過ぎれば健康を害してしまいます。

 

 

1日に飲むべき水の量

それでは、私たちが1日に飲むべき水の量は、どれくらいなのでしょうか?

 

厚生労働省のデータによれば、体重60キロの成人男性が日常生活で1日に排出する水分は、尿や便、呼吸など合計で2.5リットルです。この2.5リットルを安定的に補給できていれば、健康上の問題はないということです。

 

ただ、それをすべて飲料水で補う必要はありません。日常的にご飯や味噌汁、野菜などの食事からも約1リットルの水分が摂取されていますし、体内で作られている水分も0.3リットルほどあります。

 

したがって、新たに飲料水として必要ななのは、その不足分だけでいいわけです。その量は、およそ1.2リットル。

 

もちろん、夏場や、スポーツで汗をかいた場合には、その分多くの水分を摂取する必要があります。

 

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水中毒とは?

水は摂ればいいというものでもありません。水のとり過ぎにも注意です。大量に汗がでた時には、水だけを飲むと血液の塩分濃度が下がり、発汗量に見合った量の水を飲めなくなることがわかってきました。これを自発的脱水と呼んでいます。それでも、熱中症を心配して水だけを飲み過ぎ、塩分の補給をしないと血液中のナトリウム濃度がさらに低下してしまいます。これが“水中毒”の状態です。

めまいや吐き気、息切れ、手足のむくみがみられ、重症の場合は頭痛(脳の膨張による)、意識障害をおこします。極度の水中毒になると昏睡状態に陥り、致命的になることもあります。水中毒の報告は近年急激に増えています。

 

上記は「東京マラソン」公式ホームページからの引用です。マラソンといえば水分補給がつきものですが、熱中症対策と並んで水中毒への注意を公式に呼びかけているのです。

 

水中毒の主な症状としては、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。悪化すると、吐き気や嘔吐、呼吸困難などの症状があらわれ、死にいたる場合があります。

 

 

一度に2.5リットルを飲むと水中毒に

海外では水中毒による死亡事故が起こっています。

 

「水のがぶ飲み競争」という地域のイベントに参加したアメリカ人女性が、3時間弱かけて7.5リットルの水を飲み、準優勝しましたが、イベント終了後にひどい頭痛を訴え、数時間後に死亡しました。

 

また、アメリカンフットボールの練習をしていた男子大学生が、2時間の練習中に14リットルの水を飲み、練習後に吐き気をもよおし、死亡しました。

 

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この2つは極端な例ですが、水中毒の症状が起きる最小量は、乳児の場合は333g/kg、成人男性の場合は42.86g/kgとなっているようです。

 

つまり、体重1キロの赤ちゃんなら約0.3リットル、60キロの男性なら約2.5リットルを一度に飲んでしまうと水中毒を起こす可能性があるということです。

 

繰り返しますが、水中毒は頭痛や吐き気、めまいなどの症状で済みますが、場合によっては、脳細胞への水分の侵入をもたらし、脳に水が貯まる脳腫脹(のうしゅちょう)を起こします。

 

これが起きると、痙攣、呼吸困難、脳ヘルニアなどで死に至るのです。

 

 

おわりに

先日、猛暑の中、高校野球の県大会に母校の応援に行った時のことです。直射日光を浴び、うだるような暑さです。加えて、試合は白熱のシーソーゲーム。滝のように汗が流れ落ち、熱中症対策ということでペットボトルの水をがぶ飲みしていました。

 

何とか母校が勝利し、喜んだのも束の間、頭痛がしてきました。浴びるほど水を飲んだのに熱中症なのか、と調べてみましたら「水中毒」という病気があることを知り、驚きました。

 

水を飲むだけで死亡する可能性があることは、単純に水は体にいいとだけ思っていた私にとってショックでした。

 

やはり、何事にも限度というものがあるようです。むやみに水分を大量に飲むと水中毒にかかることを知った上で、適切な水分補給に努めたいものです。

 

以上、『猛暑日の水分補給 一度に2.5ℓを超えると水中毒で死にいたる!』でした。