破談が噂される眞子さまは、駆け落ちも制度的にできない。

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出典:皇室カレンダー

秋篠宮ご夫妻が、長女眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんと母親に対して、「現在のままでは納采の儀の準備は進められない」と伝えられていたと報じられ、「破談」と噂される事態となっています。

 

ただ、眞子さまと小室さんの結婚への意思は固いと言われています。そこで、頭の体操として、もし、お二人が駆け落ちを決意したらどうなるのかを考えてみました。

 

結論は、皇族の一員である眞子さまは、駆け落ちも制度的にできないことがわかりました。

 

 

 

「納采の儀の準備は進められない」

眞子さまの小室圭さんとの婚約は2017年9月に内定し、結婚式を2018年11月に行う予定も発表されましたが、正式な婚約となる「納采の儀」の直前に、一連の儀式を2020年に延期すると発表されていました。

 

そして、ここへきて、秋篠宮ご夫妻が「現在のままでは納采の儀の準備は進められない」との意向をお持ちであることを複数のメディアが報じました。

 

毎日新聞は、婚約内定以降に週刊誌に掲載された小室さん側の金銭トラブルについて、秋篠宮ご夫妻が事実関係を公に説明することを求めたが果たされないことが背景にあるとしています。

 

朝日新聞は、秋篠宮ご夫妻は「結婚にあたっては当事者の意思を尊重すべき」とお考えになる一方で、皇室の一員としては広く国民の祝福と理解を得ることも不可欠であるとお思いであり、複数の週刊誌でトラブルが報じ続けられている現状では、(一般の結納にあたる)納采の儀の準備は進められないとのご判断になったとしています。

 

 

眞子さまの結婚の意思は固い

小室さん側は、一連の週刊誌報道については、金銭トラブルではないと秋篠宮家に説明し、秋篠宮ご夫妻は、問題がないのであれば公に事実関係を説明することが望ましいとの考えを伝えたと毎日新聞、朝日新聞は報じています。

 

しかし、これまで小室さんが公に記者会見などを開いて、説明をした経緯はありません。このことに秋篠宮ご夫妻が(宮内庁も)、小室さんに不信感を持たれたのは容易に想像ができます。

 

そして、小室さんはアメリカでの弁護士資格取得のため、ニューヨーク州のフォーダム大学ロースクール(米国3大ロースクールの1つ)に3年間、留学します。

 

今や日米間の長距離恋愛もさほど珍しくはありませんが、お二人の仲を太平洋で隔ててしまおうとの意志が感じられてしまいます。

 

なぜなら、弁護士事務所の事務員がアメリカの私立大学に留学する費用を工面できるはずはありませんから。また、小室さんがアメリカへと出発した翌日に前述の報道が出されるなど、十分に意図的です。

 

ただ、眞子さまと小室さんはご自身への逆風を十分に感じながらも、結婚への意志は相当に固いようです。

 

「今日も知らない人に『頑張ってください』と声をかけられたよ。周囲の反対に負けないで結婚しようね」「うん、そうね」

小室圭さんがやさしい言葉をかけると、眞子さまは素直に応じる。宮内庁関係者によると、2人は頻繁に連絡を取り合い、気持ちを確認している。

(出典:AERA.dot) 

 

下世話な表現をすれば、ラブラブ、アツアツです。

 

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眞子さまは駆け落ちもできない

失礼なことは承知の上で、眞子さまのケースを一般人にあてはめてみます。

 

若い男女が恋に落ち、結婚を固く誓い合います。しかし、片方の側に経済的な問題があり、両親や親戚縁者の反対にあいます。

 

反対を抑えきれない二人は、互いに駆け落ち同然に家を飛び出し、ひなびた寒村に新居を定め、結婚式など挙げずに入籍だけをすませ、新しい生活をスタートさせます。

 

もちろん、お二人とも世間に知られた存在で、物理的にも駆け落ちなど不可能です。ただ、それ以前の問題として、皇族の一員たる眞子さまは制度として不可能なのです。

 

 

結婚の自由のない皇族

制度として不可能な理由は、天皇と皇族には戸籍がないから、です。戸籍問題に詳しいジャーナリストの井戸まさえ氏はこう指摘します。

 

もし、眞子内親王に戸籍があったら、憲法24条により、親の同意も、関係者の理解もいらず、二人の意志だけで婚姻する選択肢もある。

周囲の反対があっても、共に働き、経済的独立を果たし、互いに支え合い家庭を作る。

だが、戸籍のない皇族は戸籍を持つ者の他力を借りなければ、戸籍を作ることも、意志があったとしても婚姻することもできないのである。

(出典:『現代ビジネス』 )

 

 一般市民ならば、自分たちだけで役所に婚姻届を出せばよいだけの話です。

 

しかし、戸籍のない眞子さまは、皇室会議の議決を経てはじめて結婚することができます。そして、ご自分の戸籍を持たないまま、夫となる小室さんを筆頭者とする戸籍を作り、そこに登記されることになるわけです。

 

つまり、結婚の自由すらないのです。「皇族だから」で片付く話なのかもしれませんが、それで済む話とも到底思えないのですが・・・。

 

かつて、三笠宮崇仁親王が、皇族は「奴隷的な拘束」を受けると言われていたのを思い出します。

 

 

おわりに

「眞子」というお名前は秋篠宮ご夫妻で決められ、「まじりけがなく自然なまま」という意味を持つ「眞」の字に、「天性のものを失わず、自然に、飾ることなく、ありのままに人生を歩む」ことを願う思いを込めて命名されたといいます。

 

こうした、誕生時に込められた素朴な親の願いが、結婚という人生の大きな選択でも叶えられれば良いのにと思わずにはいられません。

 

今後、どのような事態となるのかはわかりません。ただただ、眞子さまのお幸せを願うばかりです。

 

以上、『破談が噂される眞子さまは、駆け落ちも制度的にできない。』でした。