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RIZIN『那須川天心vs堀口恭司』を通して、最強の格闘技は何か?を考えてみた。

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台風24号が通過していくなか、総合格闘技「RIZIN.13」をテレビ観戦しました。

 

メインの『那須川天心vs堀口恭司』は、スピーディーでスリリングな試合となりました。”世紀の名勝負”と言っても言い過ぎではない試合を通じて、格闘技ファンの永遠のテーマでもある、「最強の格闘技は何か?」を考えてしまいました。

 

しかし、それは当然の結論にいたってしまいました。

  

 

RIZIN『那須川天心vs堀口恭司』

総合格闘技「RIZIN.13」をテレビ観戦しました。

 

元UFCトップファイターの堀口恭司と、キックボクシング界の”神童”那須川天心が3分3ラウンドのキックボクシングルールで対戦。

 

「世紀の名勝負」と言っても過言ではないスピーディーでスリリングな展開は、「息も出来ない」「まばたきも出来ない」ほど。最終第3ラウンドにラッシュした那須川天心が3-0の判定勝ちをおさめました。

 

この試合の見所は、総合格闘技界では実績十分のトップファイターの堀口が、急成長を遂げて”キック界の神童”とまでいわれる那須川の鼻っ柱を折ることができるか、だったように思います。

 

だからこそ、堀口は、不利を覚悟であえてキックボクシングルールで戦ったわけです。もともと堀口には伝統空手の経験があったため、試合はスイングしたものとなり、判定負けとはなりましたが、堀口の格闘家としての「懐の深さ」「引き出しの多さ」が光りました。

 

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総合格闘技では「相手にならない」

「もう一度、両者の戦いを見たい」とはファンなら誰しもが思うこと。そして、「今度は総合格闘技のルールで」とも。

 

これに対し、堀口恭司は「オファーがあればキックルールでまたやろうかな。負けているのでやり返さないと」と、キックボクシングルールでの再戦には意欲を示しました。

 

しかしその一方で、「はっきり言うが、総合格闘技では相手にならないと思う。組み際とかが出来ていないので自分が普通に勝つので面白くない」と断言しました。

 

つまり、相手の領域に乗り込んで惜敗したのは悔しいが、自分のフィールドでやるのでは勝負にならない、ということです。那須川のパンチとキックのスピード、威力を十分に感じ取った上で、「こちら側にくるには10年早い」と言わんばかりです。

 

 

最強の格闘技は何か?

確かに、総合格闘技をやれば堀口恭司は那須川天心に圧勝するでしょう。だからといって、総合格闘技の方がキックボクシングより強いとはなりません。那須川天心がキックボクシングルールで勝ったから、総合格闘技より強いとならないのも同様です。

 

総合格闘技が最初にブームとなった2000年代初め、プロレスラーが総合格闘技に参戦して惨敗し続けたことがありました。

 

大のプロレスファンの私はとても悔しい思いをし、「プロレスは弱い」というイメージが出来上がりました。

 

ただ、当時のトップレスラーだった佐々木健介が雑誌のインタビューで、「プロレスの試合を休んで、総合格闘技の練習ばかりを半年ほどすることが許されるなら、誰にも負けない自信がある」と言っていました。

 

総合格闘技のルールは「何でもあり」が基本ですが、その「何でもあり」がルールです。このルールでの戦い方に慣れていない選手にすれば、総合格闘技はまったく別のジャンルになってしまうわけです。

 

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ボクサーとキックボクサー、プロレスラー、総合格闘家、空手家、柔道家の世界王者を集め、ボクシングルールのトーナメントをしたところでボクサーが優勝するのは当り前で、それでもってボクシングが「世界最強の格闘技」といえないことは明らかです。

 

格闘技にはそれぞれ明確なルールがあり、そのルールのもとで技と力を磨き上げます。その中で最強を決めることは可能であっても、ルールが異なるジャンルの最強を横並びにして比較することは不可能だと思います。

 

ですから、例えば、「総合格闘技とプロレスはどちらが強い?」という質問には、「総合格闘技のルールなら総合格闘技、プロレスのルールならプロレス」と答えざるを得ないということです。

 

したがって、結論としては、「最強の格闘技は何か?」を考えること自体、ナンセンスだということになりました。ただ、ファンの間ではこういう問いかけを考えることこそが楽しいのだという声が大半ですし、私もよく理解できます。

 

以上、『RIZIN『那須川天心vs堀口恭司』を通して、最強の格闘技は何か?を考えてみた。』でした。