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『さんまのお笑い向上委員会』は地獄の戦場と化す

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毎週、楽しみにしているTV番組に『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ 土曜夜11時10分)があります。

 

MCの明石家さんまの縦横無尽なトークに、若手芸人たちが必死に食らいついていく様子が臨場感があって面白いです。

 

でも、出演している芸人にとっては、さんまとのやりとりについていけるどうか、その力量が厳しく試され、芸人として生き残れるかにかかわってきます。そこは、まさに「地獄の戦場」と化しています。

 

そんな『さんまのお笑い向上委員会』について、ご紹介します。

 

 

『さんまのお笑い向上委員会』とは?

『さんまのお笑い向上委員会』は毎週土曜日、午後11時10分からフジテレビ系列で放送されています。

 

MCの明石家さんまが、ひな壇に並ぶ芸人たちとともに、ゲスト芸人を向上させることを目的にしたトークを繰り広げるのが番組の体裁。

 

実際は、ほとんどがさんまのオープニングトークに費やされたり、その週のゲストを登場させずに次週へまたいだり、番組終了直前のコーナーである通商「閉店ガラガラ(芸人の一発ギャグ)が半分以上占めたりと、テーマに関係なく、さんまが縦横無尽にトークを展開していきます。

 

また、テレビモニターの横に立ち、自主的に見学にきている無名の若手芸人に、さんまがいきなりネタをふったり、「閉店ガラガラ」に参加させるなど、若手にとっては格好のアピール場所ともなっています。

 

実際、平野ノラ、ANZEN漫才・みやぞん、サンシャイン池崎、尼神インターなどが育っていっており、若手芸人の新しい「登竜門」ともなっています。

 

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地獄の戦場ーお笑いの総合力が問われる

この番組は、台本があってもないに等しいものと思われます。ひとえに、さんまの自由裁量によってトークが展開されます。

 

出演した芸人にはほぼ均等にネタをふっているようですが、さんまのお眼鏡にかなわないとオンエアーされません。ふられた時に瞬時に返す反発力および笑いをとる話術など、お笑いの総合力が試されます

 

流れをとぎらすようなトークをしたら、さんまから冷たい目で見られるようですし、出演している先輩からも、例えば、「先輩につっこむなら、しっかり笑いをとらんと一緒にスベったことになるやないか」(雨上がり決死隊・宮迫)、「話に割り込むんやったら、ちゃんとしたオチをつくってからにせいや」(中川家・礼二)など、本来なら楽屋での説教を番組収録中にされるのも恒例となっています。

 

最近で、厳しい洗礼を浴びたのがにゃんこスター。こんなやりとりがありました。

 

さんま: (にゃんこスターのスーパー3助を見て)お前な、自分の女をデビューさすな。一番やっちゃいけないことやで。この番組に出してあげるから、あの番組俺が言うてあげるからとか、俺、一回もないねんで。

 

スーパー3助:だって、僕たち、つきあってるもんね~

 

中川家・礼二: なんや、それは

 

今田耕司: 話題を振りまくるな。お前らの陰で、かまいたちが泣いてるんや

 

さんま: その前(キングオブコント)に彼女ですねんとか言うとけばいいのに、2位になってから言うたんか?

 

スーパー3助: 先に言っちゃうと笑えなくなるもんねー

 

さんま: はいはい

 

 さんまの目は怒りを含んでいて、スタジオ全体が凍り付いたということです。

 

 

地獄の戦場ーお笑い界の掟を叩き込む

まだ売れていない若手芸人にとっては格好の番組ですが、売れたいがあまり、本人が知ってか知らずか、お笑い界の掟を破った時には容赦なく鉄槌が下ります。

 

2018年8月25日の放送では番組最後の「閉店シャッター」に、レスキューネタが売りのワタリ119が登場。ところが披露したネタは、曲にのってダンスしながら「ヘイヘイ、ドクター」と医者のあるある話をする「しゅんしゅんクリニックP」をまるまるパクったものでした。

 

スタジオは騒然となります。今田耕司は「お前、それ、一番やったらあかんやつや」と怒鳴ったのをはじめ、他の芸人たちも大声で罵ります。

 

さんまもあきれ果てた表情で、「本家本元がやる前にお前がパクってやってしもたら、本家は何をやったらええねん。することなくなるやないか。絶対にやったらあかんことやぞ」と。

 

番組最後では、ワタリ119がさんまの楽屋を訪れ、「すみませんでした」と号泣しながら謝罪していた模様もオンエアーされました。

 

TVカメラが回っているからか「わかってくれたらええんやぞ」とさんまは笑っていましたが、カメラが回っていない時はどうだったか・・・。

 

 

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地獄の戦場ー出演者のコメント

にゃんこスターは酷すぎたとしても、出演者たちにとっては、明日は我が身。

 

『お笑い向上委員会』から出演のオファーは、別名、召集礼状と呼ばれ生死をかけた戦場にのぞむ兵士の気分になるようです。

 

実際、出演者たちはこう言っています。

 

カンニング竹山 「『さんまのお笑い向上委員会』は久しぶりに死のうかと思いましたね。ギャグ合戦になっても俺ギャグないし、何にもできなくて。師匠(さんま)が、どうにかしたいと思ってくれて『なんやねん、どういうことやねん』って助け船出してくれたけど、その師匠の顔が怖く見えてしまって、『すみません、なんでもありません』って。帰りの車でレインボーブリッジから飛び降りようと思いました。」

 

ハイヒール・リンゴ 「急にふられて必死にボケたら、さんま兄さんの目が『そのボケとちゃう』ってなったとき、脇汗ジュワって出るよ、ほんまに、生きた心地がせえへんかったわ」

 

南海キャンディーズ・山里 「全身を集中させていないと、一瞬の出番もなくなってしまう。まさに、お笑い界の戦場。収録が終わった後、出演した者で楽屋で、「あそこのボケはイマイチ」とか言い合ってる。なんか、戦場から帰ってきた戦友どうしって感じになるんだよ。」

 

笑福亭鶴瓶 「さんまから向上委員会出てくれってよう言われるけど、『あんな怖い番組によう出んわ』って断ってるねん。そんな実力もないしなあ」

 

 日頃から、さんまは「ここ(バラエティー番組)は戦場」と口癖のように言っており、それを他のどの番組よりも体感できることは確かです。

 

 

まとめ

「戦場」で兵士として戦う芸人たちの必死な奮闘ぶりは、面白くもあり、かわいくもあり、カッコよくもあり、です。

 

一昔前は、歌のオーディション番組や芸人の登竜門的番組で、先輩や審査員から激しく叱責されシーンがあり、芸の道は厳しいと思ったものでした。そんな真剣勝負をするところが見れる数少ない番組の1つが『さんまのお笑い向上委員会』だと思います。

 

ただ、時々、出演している芸人が、テレビの視聴者の笑いをとろうとしているのではなく、さんまを笑わそうとしているのではと感じて、シラケてしまう時があります。本末転倒とならいよう望みたいものです。

 

以上、『『さんまのお笑い向上委員会』は地獄の戦場と化す』でした。

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