.entry-content { line-height : 1.7 ; font-size: 16px; letter-spacing:1; } .entry-content p { margin-bottom : 2.0em ; }

耳鼻科に行ったら「耳かきをしてはダメ。耳あかにも役割がある」と言われました。

スポンサーリンク

f:id:naga-aya-omiya:20180330120139j:plain

 

耳かきは気持ちいいですよね。

 

無意識のうちに綿棒なんかで耳かきをしていませんか?

 

でも、先日、耳鼻科に行ったら先生から「耳かきをしてはダメ。耳あかにも役割がある」と言われて、とても驚きました。耳かきの道具がこれだけ世に出回っているのに・・・。

 

いろいろ調べてみたら、耳鼻咽喉科の専門医の間でも意見は分かれるようです。結論としては、気になったらやる程度にとどめ、全くやらなくても問題はないということです。

 

 

耳鼻科に行ったら「耳かきしてはダメ」

私は無意識のうちに、綿棒なんかで耳かきをしていました。とても気持ちいいですよね。時には、定番の竹製の耳かき道具で10分以上もやっていたりします。ほとんど癖みたいなものです。

 

先日、耳の中が痒くて痒くて仕方がなくなり、夜もろくに眠れませんでした。すぐに近所の耳鼻科に行ったところ、「耳かきのしすぎ。耳かきをしてはダメ」と医師から強く言われました。

 

 

耳かきが気持ちいい理由

「耳かきが気持ちいいのは、耳が痒いから。なぜ、耳が痒くなるのかというと、耳をかき過ぎて「かゆみ物質」が分泌されているからです。外耳道に湿疹が出来ていると考えてください」と医師が言っていました。

 

外耳道とは、耳の入り口から鼓膜までをいいます。耳あかがたまるのは、このうち外側の半分あたりまでです。ここを耳かきで引っかき回すと、皮膚が薄くなって炎症が起きて痒くなります。痒いところをかけば、当然、気持ちいいわけです。だから、耳かきがやめられない、癖になる、ということです。

 

ある意味、悪循環なのです。アトピー性皮膚炎がひどくなるサイクルと非常によく似ています。

 

f:id:naga-aya-omiya:20180330120238j:plain

耳あかにも役割がある

確かに、竹製の耳かきでゴリゴリやるのは、皮膚を傷つけるので良くないことはわかりました。でも、やわらかい綿棒ならいいのでは?

 

綿棒を使って耳かきすると、耳あかを奥に押しこんでしまい、詰まった耳あかが化膿して外耳炎や難聴の原因になるとのことです。怖いですね。

 

耳あかには鼓膜の汚れを防止したり、バクテリアやカビの繁殖を防ぐという立派な役割があるらしいです。

 

その上、耳あかは鼓膜の近くで発生した後は、徐々に外に向かって移動して、不要になれば(役割を終えれば)、自然に外に排出される仕組みになっているとのことです。だから、「一切、耳かきは不要」と、先の医師は断言しました。

 

また、アメリカの耳鼻咽喉科組合という耳鼻科医の組織が、「耳あかは鼓膜を守るために出るものなので、大体の人の耳掃除は不要。必要な体質の人は専門医に相談すること」という勧告を出しています。

 

 

耳鼻科医は意見が分かれる

それでも、耳かき大好き人間としては、「やり過ぎは良くないけど、そこそこなら良いのでは?」とあきらめきれません。

 

耳かきについての医師のアンケート調査を見つけました。面白いのは、医師全体では、8割弱が「耳かきは適度にした方が良い」としたのに対し、耳鼻科医に限ると、「適度にした方が良い」と「しない方が良い」が真っ二つに分かれていることです。

 

f:id:naga-aya-omiya:20180330115824p:plain

 

耳鼻科医のコメントです。

 

  • 本来は外耳道に自浄作用があるのでしない方が良い。たまりやすい人は時々いるが、そういう人の耳あかは素人では取れない。
  • 耳鼻科医で推奨される方はほとんどいないと思いますが・・・。どうしてもというなら、指が届く範囲で軽く拭き取る程度で良いと思います。私自身も子どもたちも全くしていませんが、何の問題もありません。
  • どの人もやり過ぎです。「してはいけない」と指導してもみんなちょとはやるので、そのくらいで十分です。
  • やり方が問題です。強くかいたり、鼓膜にあたるくらい(3センチ以上奥)まで綿棒を挿入するのは鼓膜が損傷するため危険です。1日に何度もするのも良くないです。やり方としては、綿棒を外耳道入り口から1センチ弱ほど挿入し、痛みを感じない程度に動かすのであれば問題ありません。
  • 耳あかがたまり過ぎると良くないので、適度に。耳を傷つけないよう、入浴後や綿棒を少し湿らせてやれば良いです。

 

専門の耳鼻科医の意見としては、耳かきそのものが不要だとされる方、適度に優しくやれば問題ないとされる方に二分されていました。

 

いずれにせよ、耳かきで皮膚を傷つけたり、耳あかを押し込んでしまうのは避けるという点は共通認識のようです。

 

 

おわりに

一昔前は、散髪屋さんに行けば髪をカットするついでに耳掃除をしてくれました。最近では、リラクゼーションを目的とした耳かき専門店まであります。

 

耳かきが日常生活の1コマになっている感があります。

 

そんな耳かきも、やり過ぎると皮膚を傷つけ炎症を起こし、かゆみが増幅するとともに、鼓膜が損傷する危険性があることがわかりました。

 

さらに、耳あかは鼓膜を守る役割があるので、汚物を取り除く感覚は持たなくてよく、全く耳かきをしなくても特段の問題はないとのことでした。

 

私はといえば、竹製耳かきも綿棒も、一切、手にしていません。

 

以上、『耳鼻科に行ったら「耳かきをしてはダメ。耳あかにも役割がある」と言われました。』でした。