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原油価格の上昇が弱まれば、野菜は手ごろな値段になる。

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野菜が高い、高過ぎです。

 

レタス、白菜、大根、キャベツが例年にくらべて軒並み2倍の高値です。これでは、庶民の料理といわれている鍋やおでんが高級料理になってしまいます。

 

この状態はいつまで続くのでしょうか?

 

野菜高騰の原因の1つに、原油価格の上昇があげられます。この原油価格の上昇傾向が弱くなれば、6月には手頃な値段に落ち着くのでは考えています。

 

 

〈2倍の葉物野菜〉

週末は家族で鍋を囲んで、あるいは、おでんを、と思っても、白菜や大根が例年よりも倍の値段では、到底、手の出るものではありません。

 

例えば、キャベツ1玉の全国主要都市の小売価格の平均は、2018年1月時点で約355円(キロ当たりとなり、価格が確認できる2000年以降では最高値となっています。

 

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〈野菜高騰の原因〉

今回の野菜価格の高騰は、昨年10月下旬の長雨と11月下旬の影響で生育不良となったことが大きな原因とされています。

 

また、カット野菜や外食産業向けに業務用の需要が伸びていることも、高騰に拍車をかけているようです。

 

なかでも単価の安い白菜は飲食店のニーズが大きく、「メニューが決まっているので、高値でも量を確保する」とのことです。

 

そして、もう1つ、あまり言及されない原因があります。

 

〈原油価格の上昇〉

野菜高騰のもう1つの原因に、原油価格の上昇があると考えられます。

 

キャベツ1キロ355円の諸経費をざくっと計算すると、160円が生産者の受け取り分、168円が人件費や卸売手数料、そして27円が運送料となっています。

 

野菜高騰が始まった2017年10月時点と比較すると、2018年2月の軽油価格は約10%上昇しています。

 

諸経費の運送料は、生産者⇒店頭に並ぶまでの一連のコストのことです。運送には、軽油で走るトラックが用いられ、軽油価格が上昇すれば、当然、運送料も上昇します。

 

燃料高は業者にとってはどうすることも出来ない外部の要因なので、軽油価格が上昇すれば、価格に上乗せ(野菜の小売価格が上昇)されることになります。

 

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〈原油価格の上昇は弱まる傾向〉

野菜を運送するトラックの燃料となる軽油は、原油を精製して作る石油製品の1つ。ガソリンや灯油、重油、LPガスと同じです。

 

日本国内で精製される原油のほとんどは中東産ですが、日本国内の軽油価格は世界の原油価格の指標となっているWTI原油価格と連動しています。*1

 

先日、このWTIを主に取引しているディーラーの方とお話したところ、上昇傾向は弱まるとの見通しを示していました。

 

理由は、私が理解できた範囲内で言うと、ロシアの原油生産量が増加に転じていること、アメリカの生産量の増加が止まらないこと、をあげていました。そして、6月くらいまでには「弱含み」となると断言していました。

 

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〈まとめ〉

これからの季節、春から初夏にかけて、野菜の生育・生産が進み、加えて、原油価格が弱含みとなれば、6月頃には自然と、野菜価格の高騰は抑えられ、手頃な値段に落ち着くものと考えられます。

*1:WTI:主にアメリカ・テキサス州西部で生産される原油の価格